DOTFAMILYの平和な日々
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ダンナの下の弟が今年5月か6月に結婚することになった。ダンナの弟は今年54歳、再婚である。一方相手はまだ30代で初婚である。
さて、結婚式というのは女の子の夢であるらしい。それぞれが自分の理想の結婚式というのを夢に描いているらしい。もちろん女の子全員がそうだという訳ではない。第一、書いてる私が結婚式というものに全く興味がなかった。が、人間一人(あるいは2人)では生きていけないので、私の場合は義理を欠かないように結婚式をやっただけである。私の兄は結婚式など金の無駄という考え方だったが、兄嫁はそれに完全に賛成だったらしい。だから、結婚式は女の子の夢、というのは実に根拠のなに一般論である。が一般論であることには違いない。映画にだって、女の子が主人公の結婚式に関するお話はたくさんある。(見たことないけど。)一方、余り結婚式を夢見る男の子の話は聞かない。その上、自分は再婚で相手は初婚となれば、結婚式くらい相手の好きにさせてあげるというのが大人の男というものではないだろうか?だいたい、結婚式なんて些細な事じゃないか!
が、ここに問題が持ち上がり、現在ダンナの家族間で議論を呼んでいる。相手は生粋のカソリックである。生まれてすぐに洗礼を受け、毎週日曜日には教会に行って育った。今でも日曜日には教会に行っている。ガリガリのカソリックというのではなく、自然にカソリックなのだ。一方、ダンナの家族は多くの日本人がそうであるように、無宗教である。家に神棚と仏壇が同居している(例えです。どちらもありません)というタイプの家である。
日本人が外国人に宗教を聞かれると、「仏教です。」と答える人が多い。私もそう答えるたことがある。日本人は確かに仏教環境で育っているし、何しろ「仏教です。」と答えるのが一番楽なのだ。仏教の信者には滅多に会いませんからな、アメリカでは。でも、仏様を信じている人はたくさんいるだろうが、実際に仏教活動を行っている人って言ったら・・・お坊さんの事じゃないのかい?
お約束のように、話は逸れるが、大学の英語のクラスで仏教信仰者の女性が隣の席だったことがある。台湾からの留学生で、若い女性だったのだが、髪を剃って当然化粧もせず、服もいつもお坊さんが着るような服だった。(あれ何て言うんですか?)で、大学の資金集めでイン・アンド・アウトのハンバーガーのチケットを売っていた時、買った人はエキストラ・クレジットを上げます、と先生がおっしゃった。すると、彼女は「それはフェアではない。私は肉は食べない。」そこで私が「大丈夫、チケットを買えばハンバーガーは私が食ってやる。」と言うと・・・「私は自分のお金は全く持っていない。」とのお返事だった。仕方ないので、私がチケットを買ってあげた。(もしろん私が食べたけど。)彼女みたいなのが仏徒って言うんだよな。
で、ダンナの弟である。カソリックの教会で式を挙げるのは問題ないのだが、自分の宗教と折衷した式をやりたい、とのたまう。
自分の宗教って何だ?
「神道かなぁ、結婚式だから。」なんぞと言うから、「神道は日本の宗教であり、日本から出ない。アメリカに神道の神社なない!」と言うと、「じゃ、仏教」と言う。「どこの寺の寺子だ?」と聞くと、「寺子って何だ?」と言われた。神棚は?仏壇は?宗教に関する何らかの活動を生まれてから一度でもやったことがあるか?と立て続けに質問したのだが、もちろん答えはない。私だって仏教についてはほとんど何もしらないが、そこはほれ、日本で育ったので、自分の家のお寺というものはあるし、お墓参りにも行くし、ご先祖様達はお寺のお墓で眠ってらっしゃる。(自分の先祖に敬語を使うのも変だな。)お盆には迎え火も送り火もやったし、盆踊りだって踊った(盆踊りは嘘)。という訳で、普通の日本人なら誰でも知っている程度のことなら知っている。でも、だからと言って自分の事を仏教徒だとは思わない。しかし、私程度の知識もない義弟が自分を仏教徒だと言うのはどうだろう?
もちろん宗教は知識ではない。知識があるから良いというものではない。でも、「自分は何々教です。」と言うからには、日頃からその宗教に関する何らかの行動を行っているのではないだろうか?こっそりお祈りするのでも良いし、年に一度墓参りに行くのでも良い。最低条件は「信じる」ということだ。(ちなみに、私は神様を信じているが、キリスト教の信者ではない。)全く何もしないで、勝手に自分の宗教を決めて良いのだろうか?と思って立て続けに質問し続けた私に閉口した彼はついに・・・
「僕は日本の仏教じゃなくて、チベットの仏教に興味がある!」
カソリック式の結婚式に、興味があるというだけでチベット仏教を持ち込む気か?そもそも、チベット仏教の結婚式って何をどうやるんだ?チベット仏教のお坊さんはどこで調達して来るんだ?
カソリックの教会で結婚式を挙げるのに、カソリックになれ!と言っているわけじゃない。神様を信じろとも言ってない。伝統ある儀式に水を差すようなことはするな!と言っているのである。義弟は意地を張っているとしか思えない。最後には「お前は何の信者でも無い!何も信じてないくせにごちゃごちゃ言うんじゃない!」と強く言ってしまった・・・本人よりも回りにいたダンナの親戚が唖然としていた。(が、後で「よく言った!」と褒められた。)
で、肝心の結婚相手は・・・
「私は自分の信じている宗教の儀式がつつがなく行われれば、後は彼が何を加えようがどうでも良いのよ。」といたってお気楽だった。ちなみに、「結婚式に着る服はもう決まったの?」という質問には、「私のウェディング・ドレスはもう決めてある。私が私の好きなドレスを着れるなら、彼が何を着も私は構わない。ジーンズは止めて欲しいけど、彼がジーンズが良いっていうなら、文句を言う気はない。」
・・・きっと幸せな結婚生活になるに違いない。
それにしても、結婚式ごときにぐちゃぐちゃ口を出す男は嫌いだ!
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