DOTFAMILYの平和な日々
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アメリカの高校には抜き打ち麻薬捜査というものがある、ということは知っていた。ある日突然、警察官が麻薬捜査犬を連れてやってくる。そしてランダムに教室を回って麻薬を持っている生徒がいないかチェックする。実際に見たことはないが、愚息が前の高校にいた時に、彼の教室に麻薬捜査犬がやって来たことがあったそうだ。といっても、そこはほれ、愚息が以前通っていた高校は普通の高校である。麻薬捜査といっても、警察官が犬を連れてぐるっと教室を回ってお終い、という簡単なものだったらしい。犬は教室に入ってから出て行くまで、沈黙したままであった。ま、現実はそんなもんさ。放課後、誰それが捕まったという噂は流れるらしいが、どこまで真実かはわからない。
先日Valleyにも麻薬捜査犬がやって来たそうだ。「ここはValleyだ!誰か何か持っているに違いない!誰が捕まるのかなぁ?どんなふうに発見されるのかなぁ?」と愚息は興味津々で見ていたそうだ。
麻薬捜査犬はハイになっている子や1回分くらい麻薬を持っている子がいると、その子の前に座って「ワン!」と一声吠える。人に売るほど多量の麻薬があるとその前で「ワンワンワン!」と何度も吠えるそうである。・・・偉いなぁ!
で、Valleyである。犬はワンワンとあちこちで吠えまくり、クラスの半分以上が教室から連れ去られていったそうである。廊下には各教室から出された生徒で溢れかえり、授業どころではない。手錠をかけられてパトカーで連れて行かれる生徒もいたらしい。う〜ん、流石はValleyだ!
愚息が目を点にして眺めている間、クラスメイトが麻薬について講義してくれたそうである。彼ら(売人)はValleyで売るために学校に持ってきているわけではない。放課後他の高校へ売りに行くために持っているそうなのだ。(そりゃそうだ。売人の巣であるValleyで売ろうったって無理だよな。)で、捜査の時の隠し場所、隠し方、良質の麻薬の見分け方や名称、等等、随分詳しく説明してもらったらしく、復習のつもりか、家に帰ってきて私にも詳しく説明してくれた。
ところで、こちらには学生鞄というものはない。みんなバックパックを持って学校へ行くのだが、Valleyではバックパックを持っている子がほとんどいない。というか一人も見たことがない。家で勉強なんぞはしない子達ばかりだから、教科書は学校に置きっぱなし。バインダー一つ持っていれば良いということもあるのだが・・・バックパックを持っていると、麻薬捜査があった時に事前に隠しそこなった子からバックパックの中に突っ込まれることがあるから危険だ、という理由もあるのだそうである。知らない内にバックパックの中に麻薬を突っ込まれ、そこで見つかった場合、「僕のじゃない!」なんて言い訳は一切聞かないのがValleyなのだそうだ。(普通の高校だったら十分言い訳になるらしい。)
・・・う〜ん、勉強になるなぁ。
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