DOTFAMILYの平和な日々
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| 2004年08月08日(日) |
俺は一生優勝できないのか! |
愚息は剣道をやっている。
ある日、愚息の余りの下手さに業を煮やした先生がついに怒鳴った。 「お前、剣道何年やってるんだ!」 素直な愚息は怒鳴られると元気に怒鳴り返す。 「10年です!」 しばしの沈黙の後、先生が一言。 「下手クソ!」
「おお、これ程僕の剣道を的確に表した一言はないであろう!」
って、感心するなよ!
そんな愚息ではあるが、10年もやっていると、そして時間の許す限り大会に出場していると、それなりにトロフィーは溜まる。剣道の良いところは(日本は違うかもしれないが)剣道連盟に会費さえ納めていれば、誰でも大会に出場できるところですな。団体戦は上手い人が選ばれるけど、個人戦なら誰でも参加可能。おかげでこれまでせっせと大会に出場させて頂いてきた。遠くまで行って一回戦で負けてくるのは悲しい、と思ったのも最初の数年だけで、今では慣れましたな。
これも日本ではどうなっているのか知らないが、アメリカでは剣道の試合は有段者と無段者に分けられる。無段者は無級〜6級、5級〜4級、3級〜1級とさらに三つに分かれる。愚息は6年前に6級を頂き、その後1年毎に進級していって(あれって一応テストあるけど、自動的に上がるんじゃないのかな?年齢と級の関係も決まってるみたいだし。)従って、6級、4級、1級の時に優勝のチャンスがある。(もちろん上手い子は無給、5級、3級の時からちゃんと優勝している。優勝する子ってだいたい決まってるよね。)という訳で、愚息も6級と4級の時には、数打ちゃ当たる式にトロフィーを頂いたのだが、優勝したことは一度もない。(だから下手なんだってば!)せいぜい2位止まりである。(団体戦でなら一度優勝したことがある。)
さて、先にも書いたように、愚息は1年に一度ずつ進級しているから、今年の進級試験では初段を受けることになる。本人はなんの疑いもなく初段になれると思っている。(実はそんなに甘くない。第一、試験を受けるかどうかを決めるのは本人ではなくて先生なのだ。)
さて、本日は大会の中でも結構大きな『2世ウィーク・剣道トーナメント』であった。愚息が出場したのは15歳〜17歳の部。高校生の部なのかな?これって多分1級〜3級と同じだと思う。(16歳以上は初心者でもこの部に出場しなければならない。18歳以上は大人の部という別の部がある。16歳の初心者と10歳の4級では、残念ながら16歳の初心者の方が強いので、一緒に試合はできない。第一身長が違いすぎるだろうが)で、成績は・・・2位。(2位だってたいしたもんだろう、と私は思う。)では、試合後の愚親子の会話。
愚息「ねぇねぇ、今度の大会はいつ?」 愚母「個人選の大会は今年はもうないよ。」 愚息「えっ、今日のが最後だったの?」 愚母「そ」 愚息「う〜ん・・・じゃ、俺、もう一生優勝はできないってことか?」
来年からは有段者として試合に出なければならないと彼は思い込んでいるのである。
愚母「テスト受けなければ、来年も級だよ。」 愚息「来年も級だからって、優勝できるとは限らないじゃないか!それだったら負けても有段者の方が格好良い!」
お前は格好良いから剣道をやっているのか!・・・多分そうだろうな。
愚母「じゃ、有段者で優勝狙えば?」 愚息「・・・それこそ不可能だ!」
あっ、自分の実力、認識はしてるのね。
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