DOTFAMILYの平和な日々
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2003年04月17日(木) 日本人移民の歴史

まぁ何という大袈裟なタイトル!

愚息の高校の世界史のクラスで「自分の祖先が渡米した理由と当時の国の様子」についてレポートを書くという宿題が出ている。その中の1章はアメリカに移民した人を直接知っている人最低二人にインタビューをしてわかったことを書かなくてはならない。誰かいるかな・・・えっと、えっと・・・あ、いた!という訳で、愚息が私に話しかけてきた。

愚息「ねぇねぇ、母さん、どうしてアメリカに来たの?」
愚母「大学卒業するまで一度も海外に出たことなかったから、一度出てみたかったから。」
愚息「海外旅行するつもりで来たの?」
愚母「う〜ん、まぁ、そんなところかな。」
愚息「じゃ、なんでまだいるの?」
愚母「う〜ん、なんでだろう・・・?」
愚息「・・・ねぇ、誰か日本から移民してきた人、知ってる?」
愚母「えっ?私・・・ダメ?」
愚息「・・・」
愚母「おじいちゃんとおばあちゃんは?」
愚息「おお、そういう人がいたな。」

という訳で、義父義母にインタビューに行った。

義母はサンフランシスコで生まれ、幼い時に日本へ帰った。で、再び渡米して義父と結婚し現在に至っている。実に、のほほ〜んとした人である。裏表がなくさっぱりしているのだが、シャキ!っとした印象はない。子供のような無邪気なところもある。しょ〜もないことに、結構真剣になったりもする。

なんの苦労もなく穏やかに生きてきた人のように見えるのだが・・・話を聞いたらとんでもない!苦労苦労の連続である。戦後まだ日本人は敵だ、鬼だ、悪魔だ!と思われていた(つまり日本人を雇ってくれる会社などなかった)時代、英語も全然わからないまま(彼女は日本で教育を受けている)、幼い子供4人と病弱な夫を抱えて一人で頑張ってきたのだ。彼女は子供の面倒をみながら、庭で種から植物を育て、近所の植木屋さんにそれを売って生活していたそうだ。あの小さな体(ホントに小さいんだな、これが)のどこにそんなエネルギーがあったのだろう?(その後、彼女の始めたささやかな商売はぐ〜んと発展していく。)

確かに苦労の連続だったが、苦労したのは彼女だけではない。当時、日本人は皆苦労していた、と彼女は言う。アメリカは天国のような所だと聞いてやって来た人ばかりだけど、そんなのは真っ赤な嘘だったそうだ。それでも、それぞれが必死になって働いて、それなりの財産を築いている。実際、無一文で渡米した人も多かったそうだ。う〜ん、生きた歴史だ!

私の両親(脳天気な父は・・・苦労してない気もするんだけど)も戦争で苦労をしている。当時は日本でもアメリカでも(多分他の国でも)日本人は辛い生活をしていた。それでも負けずに頑張って今ある生活を築いてきたわけだ。・・・うっ、わたしゃとても出来ませんな。ところで、義母が頑張って生きていた頃・・・

「で、お義父さんは何をしてたんですか?」


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