DOTFAMILYの平和な日々
DiaryINDEX|past|will
| 2002年06月13日(木) |
卒業ウィーク5:GAP |
もう卒業してしまったのだから、今日は学校はお休みである。 で、特に書くことはない。 GPAとはGrade Point Averageの略である。 アメリカの成績はA・B・C・D・Fの5段階に別れている。 秀・優・良・可・不可ですな・・・古かった? で、Aが4ポイント、Bが3ポイント、Cが2ポイント、Dが1ポイント、Fはゼロ、としてそれぞれのポイントを合計して平均を出す。 これがGAP。
さて、愚息の学年は、学校創立以来、GPAの平均が最高であったそうである。 皆さん優秀だったというわけだ。 でもなぁ・・・ 愚息はKindergartenから入学して9年間この学校に通った。 9年の間に、愚息と仲良くなった子達は次々と止めていった。 最後まで残った親しい子は一人だけであった。 (彼とは高校も同じである。) 何故止めていくのか? 勉強についていけなかったからだ。 もちろん、成績が悪いからといって放校になることはない。 ないのだが・・・先生にねちねちと虐められたのではないだろうか、とつい想像してしまう。
止めていった子達・・・彼らは頭が悪いわけではない。 成績が悪いのは、勉強をしないからである。 でもね、勉強が嫌いなのって普通だと思う。 むしろ健全なのではないだろうか?
愚息も勉強が嫌いである。 従って決して自分から宿題をやろうとはしない。 宿題を提出しない日々が続くと、親が呼び出される。 親に「家でやらせろ!」「ちゃんと見てやれ!」と言われる。 成績が悪いと「家庭教師をつけてでもやらせろ!」と言われる。 でもね、これって先生のお仕事じゃないんですかい?
勉強が出来る子は、ほっといてもやるのである。 やりたがらない子をやる気にさせる。 やる気にさせないまでも、「やらなくてはいけない」という諦めの心境にまで持っていく。 それが教師の仕事だと私は思う。
「馬を川辺まで引っ張って行くことは出来るけど、水を飲ませることはできない。」とかなんとか言う諺があったような気がする。 川辺まで引っ張って行くのが教師の役目なのではないだろうか? できる限り環境を整えてやるのが教師の役目だと思う。 特に小学校、中学校では勉強そのものより、勉強のやり方を教えて欲しい。
教師や目上の人に敬意を払う、授業中はきちんと机について先生の話を聞く、授業時間に遅れない、等等、躾に関することは親が家庭で教えるべきである。 しかし、勉強の大切さ、宿題を提出日にきちんと提出することの大切さなどは学校で教えて欲しいと思う。 学校で学ばなかったことが家で教えろ!と親に言われてもなぁ。
もちろん、私は私なりに努力をしてきたつもりだ。 教科書を購入して(一冊50ドル以上する)昼間、辞書を使って読む。 夜、愚息が理解していないところチェックして、教える。 最後まで残った愚息の友人の親は、家庭教師を雇った。 我が子達はそうやってサバイバルして来たのだ。 でも、そういうことをしない、あるいは出来ない親だっている。 そういう子達は次々と止めていった。
勉強が出来ない子を止めさせておいて、なにが「創立以来優秀な学年」だ! 勉強が出来ない子を出来るようにさせてこそが「優秀な学年」だ!
ところで、途中で止めていった子達が、わざわざ愚息の卒業式にお祝いに来てくれていた。 卒業式の後、今では違う学校に通っている子達が愚息を取り囲んでお祝いを言ってくれた。 私はそれが何より嬉しかった。
|