日本語の「行く」と「来る」、英語の go と come とではちょっとニュアンスが違う。
例えば、日本語で相手の家に移動するときには相手の家に行く、と言う。電話で、「わかった、3時に行くね」というような場合に、「わかった、3時に来るね」とは言わない。しかし、英語の go, come は相手を基準に考えるので、"OK, I'll come to you at 3 o'clock."という具合になる。
ところで。「イク」のは英語だと come を使う。「あっ...いっちゃう...」は、"Oh... I'm coming..."である。ずっと何故だろうと思っていたのだが、実はこれは come の本来の使い方ではないかと気が付いた。つまり女の子(いや男でもいいけど)はセックスによって一体感を得ることが目的で、ひとつになる所に「イク」のだとすれば、英語の感覚でいえば come になるわけである。I'm coming (to you). ということだ。
あるいは、こういう仮説もありうる。英語の come は、移動先に本来の帰属のように話者の意識がある場合に使う。「家に帰る」は"I'll come home."なわけである。つまり「イク」が come なのも、感じてイッちゃう極楽浄土に意識があるので go ではなく come なのではないかということである。好ましくない精神状態になるのは go を使う(ex. go mad)しね。
これは仮説に過ぎないのだけれど、自分では結構説得力あるんじゃないかと思っている。いかがでしょう?:-)
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