2004年06月30日(水) |
北海道帰省ニッキ(その7)・・・行方不明 |
6月8日(火)〜9日(水)
●激怒する女たち
時間をさかのぼってくるぶしが帰省する前。
母さんと電話で話してた時のこと。
「そういえば、実家は最近平和なのかい??」
「うん。3月に父さんがやらかしてから禁酒してるからねぇ。」
「ほほぉ。」
『父さんがやらかす』とはどーゆーことなのか。
何度もこのニッキにも書いてきたかもしれないが、
くるぶし父さんは、昔から酒飲みとゆーか
酒乱とゆーかアル中とゆーか、
まぁ、そーゆーおっさんなんで、
母さんは結婚した時から、くるぶし&弟は子供のころから
それはそれはとんでもないシーンを何百回も見続け、
泣いたり、怯えたり、怒ったり、家出したり(笑)、とゆーそんな状態の家庭(苦笑)
その昔から、父さんは一度飲み始めると
昼夜を問わず1週間ほどぶっ続けで飲み続けることが当たり前のようにあり、
それをいつしか「父さんがやらかす」とゆー実家用語になったのだ。
最近はさすがに頑丈な父さんも年をとり、
大暴れしたりとゆーことはなくなったようだが・・・・・・・・・。
話は戻って、温泉宿での夜ごはん。
親の部屋で4人揃って部屋食、とゆー段取りで、
食事がスタートした時、仲居さんにビールを頼む父さん。
普通ここで「まぁ一杯くらいなら」と思うんだろーが、
くるぶし&母さんは全くそうは思えない。
素早く母さんと目で会話をし、なんとなくどんよりした気持ちで出てくる料理を食べていく。
(なかなかおいしかった)
その間にも父さんは冷酒をガツガツ飲んでいる。
なのに食事も全部食いやがった。
ちなみに食事の量は大食いのダンナでも「ハラがくるしい・・・」と
言わせるだけの量があったんだが。
なぜ、あんなに飲んでるのに、そんなに食えるのか(呆然)
一旦くるぶし&ダンナは自分たちの部屋に戻り、
わんこにごはんをあげたり、散歩に連れていったり、
大浴場に行って、「ふひーーー極楽極楽」とか言ってみたりしていた。
夜10時ごろ。
父さんはどんな状態になってるのか・・・・・・・。
と隣の部屋に行ってみると、酔っ払った父さんはかなり眠い様子。
うんうん、そのまま寝てくれ。そしたら平和だから。
母さんに
「父さんが寝てしまってヒマだったら、うちらの部屋に遊びにおいで」と
声をかけて自分の部屋に戻る。
しばらくすると、やっぱり母さんはやってきた。
「父さんは??」
「寝た寝た。だってかなり飲んでたからねぇ(あきれ顔)」
ダンナそっちのけで(笑)、女2人はしゃべりまくり、
そろそろ日付も変わるころ、
「あー、もう寝なくちゃねぇ」と母さんは部屋に戻っていった。
が。
すぐまたやってきた。
父さんがいない。 と言って。
あ・あのくそ親父、またやらかしたかっ!!!!!
そう、うちの父さんは黙って実家を出て、外に飲みに行く常習犯。
最近はお金もないから、やってなかったのにうかつだった!!!
っていうか、かなり酔っ払った状態だったから、
他人に迷惑をかけたり、絶対自分の部屋に戻ってこれるわけがないっ!
まずは持ち物チェックだ。
バスタオルがあるから、風呂ではないことは確定・・・・・。
財布は・・・・・ある(驚)
じゃあ、どこに行ったんだ?????
「そういえば、さっき仲居さんが布団を敷きにきた時、
酔っ払って父さんがべらべら話しかけてたんだけど、
なんでもここの宿の中に入っている、寿司屋だか小料理屋だかの板さんが、
父さんが昔、行っていた寿司屋の親方かもしれないっていう話をしてたなぁ・・。」
と母さん。
もしかしたら、そこかもしれない・・・・・。
でもバスタオルを忘れて風呂に行ってるとゆー線も捨て切れないなぁ。
もしかしたら風呂ですっ転んでぶっ倒れてるかもしれんし。
「じゃあ、俺、風呂にも入りたいし、見てくる」とダンナ。
おお、頼むぜ!!!!!
くるぶしは自分たちの部屋で待機。
母さんも自分たちの部屋で横になりながら待機。
お互い色々なことを思い出し、考えながら・・・・・。
ダンナが戻ってくる。
「風呂に父さんはいなかった」
あああああ、じゃあやはりその寿司屋だかっていう店か????
営業時間は・・・午前1時まで。
んーーー、じゃあそこに行ってたとしたらそろそろ戻ってくるかなぁ。
と、淡い期待を抱きつつもそんな期待どうりになったことがないとゆーことも
過去の経験上、痛いほどくるぶしにはわかっていた。
2時。
やはり父さんは戻ってこない。
「俺、そこの店に行ってみるわ」とダンナが出て行く。
その店にいなかったら、もう手のうちようがないなぁ・・・・と
考えているとダンナ、あっという間に戻ってくる。
「発見。」
そうか!いたか!!!!!!(とりあえず安堵)
「いや、父さん財布持ってってなかったし、俺も部屋の鍵持ってってなかったから
取りにきた。この鍵で支払いはつけといてくれるだろ。」
と言いつつ、ダンナはまた店にむかっていった。
3時。
・・・・・ダンナも戻ってこないんですけど。
ただジリジリと待ってるのも疲れるんで、風呂に行くくるぶし。
(実はそのすぐ後、母さんもきたらしい。見事なすれ違い・笑)
・・・・ちょっと店の様子を見に行ってみるか。。。。
・・・・いたよ、カウンターにべろべろな父さんとウーロン茶を飲んでるダンナが。
電源が入っていない自動ドアを手でこじあけ、店に乗り込むくるぶし。
「ちょっと、くそじじい、こんな時間まで何やってんのさ!!!!
しかも黙って出て行きやがって!みんなに心配かけてっ!!
いい加減にしろっ、てめぇ!!」
「●△×↑@:〜〜〜。」←酔っ払ってるんで会話にならない。
「店の人にだって迷惑だろーがっ!!!!」
ここで親方と女将さんが
「ぜーーんぜん迷惑なんかじゃないですよ〜」
・・・・・・・もしかして、この人たちも飲んでるのか・・・・。
「■□●×〜@;*〜〜俺はしらねぇぞーーー」
ぶちっ。
「そうかっ!じゃあうちもしらねぇっ!勝手にしろっ!!!!」
キレたくるぶし、ダンナを置き去りにして退場・・・(苦笑)
その足で母さんの部屋に行く。
父さんが店にいたこと、
ダンナが見張ってる(笑)こと、
そして、
せっかくの旅行で昔の傷をえぐるような辛い気持ちにさせて、と
しょんぼりしながら語ると、
「・・・・あんたは部屋に戻ってな。」と母さん立ち上がる。
御大動く。
その後、10分もしないうちにダンナも戻ってきた。
「酔っ払いの見張りなんてさせて、ごめんねぇ。」と言うと
「いやーー、さすが母さんだな。何も言わずにぽてぽてと入ってきて
『さー、いい加減に帰るよっ!』って
べろんべろんな父さんを引きずり出したからな。」
時刻はもう4時になろうとしていた・・・・・・・・。
朝。
絶賛不機嫌中なくるぶしは父さんとほとんどしゃべらず、
寝不足で朝ごはんも食べれないんで部屋にこもり、
まだ酔っ払っている父さんはよろよろし、
母さんはうちらが帰ったら父さんにヤキを入れてやると画策し、
ダンナは元気よく朝ごはんをモリモリ食べていた。。。。。。。。。
しかし、やはり母さんにはかなわないね。
あ。
迷惑をかけた父さんからは
財布の中から1万円ほどいただいでおきました。
ちなみに本人は
「俺、浴衣に金を入れて店に行ったんだけど(だから財布を持っていってなかった)
宿を出る時に忘れてきたかもしれねぇ。」と言ってたけどな。ふふふ。
(つづく)
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