くるぶしニッキ

2003年02月19日(水) 靴下類似品

のんさんにメールでネタがたくさん送られてきた、
というのを日記で知ったくるぶしは
「いいなーーー。」と掲示板でうらやましがっていました。
すると極悪人心優しいのんさんは


「ネタじゃなくて、『お題』でした。
 んじゃ、くるぶしには『ドラマ』と『靴下』をあげよう。
・・・・と。

『ドラマ』か『靴下』という題で何かひねり出せと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いらねぇ、そんなお題(苦笑)

はいはい、書きます。がんばりますよーだ。

でも『靴下』だと
くるぶしの靴下はいつも親指のところに穴があく。(完)
で終わっちゃうんで、勝手に『靴下類似品』で進めようと思います。



それはくるぶしが24歳の夏のこと。

当時、新婚ホヤホヤだったくるぶしは
(しかし同棲を1年以上していたんで初々しさは皆無だった)
関西に引っ越すため、仕事をやめ、準備をしつつも
最後の地元生活を満喫している時期でした。

我らがTも東京から地元に戻ってきたんで、ちょこちょこ遊んでいたんですが
ある日
「Sの家に遊びに行こう!!!!」という流れに。
Sもヒマだったらしく、
「おお、遊びにこいよ〜〜!」とノリノリです。

S(女)は高校時代からの友達で
くるぶしとほとんど同時に結婚したんですが、
ダンナもSもずっと実家で生活していたんで、
「付き合いが長いと言っても、はじめて2人だけで
生活してるんだから、きっと新婚っぽいかんじであろう。」と
勝手にTと想像していました。


さて、Sが住んでる家はものすごく古い長屋でしたが、
内装をやり変え、とても綺麗な家でした。

家具も電化製品もぴっかぴかで

おおっ、これぞ新婚家庭!
・・・というかんじだったのですが。

出迎えてくれたSの服装。

上・トレーナー(これは普通だ)
下・ジャージ(これも特に問題ナシ)
なんと説明していいかわからない柄の
へんなエプロン。


そして、靴下の上に
だっさい柄の
靴下カバー装着。


・・・・・・・・・・・・・・。

Sは大きい会社で働いている(うちの地元にしては)高給取りなんで
マックスマーラーのスーツをびしっと着て、
ヴィトンのバックを持って出勤・・・ってかんじです。普段は。

なのに。

くるぶしは高校時代から数え切れないほど、Sの家に遊びに行き、
しょっちゅー泊まっていたのですが
靴下カバーをはいてるのを見たのははじめてです。

家の中は綺麗に整頓され、
何もかもが新品なのに
住んでる人間は
くたびれてます(苦笑)



Sの家からの帰り道。
くるぶしの車の助手席でTと靴下カバーについて語り合っていました。

「インパクトあったよな〜。」

「たしかに。なぜ靴下カバーなんだ・・・。
もっとかわいい毛糸のオーバー靴下とかいっぱいあるのに・・・。」

ところがSにはしっくりきていたよな。

「うん。それは思った。違和感なかった。

「・・・・24歳の新婚の女であんなに靴下カバーが似合うやつはいないよな。」

「いないだろうねぇ・・・。
 
ってかさ、高校時代からあいつは老け顔で大人っぽかったけど
今はもう、何もかも
通り過ぎてしまった
ってかんじだよね・・・。」


なんとなくしんみりしながら帰ってきました(苦笑)

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