2002年04月24日(水) |
ハムスター話・帰省編 |
(昨日からのつづき)
さき21歳の冬。 実家への帰省を目前に控えハム(仮)とスタ(仮)を抱えてさきは困っていました。 ※残念ながら3匹目のハムスターはすぐ亡くなってしまった。
当時の彼氏は県内に実家があり車で帰省するので 飛行機で移動するさきよりもハムスター達への負担は軽いはず。 しかしヤツはハムスターの世話をちゃんとしたことがない。 「かわいい・かわいい」とかわいがるもののそれだけじゃダメなのだ。 毎晩飲みにいってハムスターのことなんて忘れるに決まってる。 (いや、うちも飲みにはいくけど。)
結論。 ヤツにはまかせられん。
よしっ!うちがハム(仮)&スタ(仮)と一緒に帰省しようっ! 移動の時はハムスター用のキャリーバックに入れて タオルとかでくるんで(何かにぶつかった時などのショックを軽減するため) リュックに入れていこう。 でも実家にいっても狭いキャリーバックのままってわけにはいかないし。 ・・・・・。 そうだ。たしか母さんの友達(の娘)がこの前まで ハムスターを飼ってたとか言ってたなっ! ゲージを借りよう!!!!!! (こーゆー時だけ素晴らしい記憶力を発揮するさき。)
早速電話をするさき。 母さんは「飛行機、大丈夫かい??」と心配をしていましたが ゲージを借りることは聞いてみてあげると言ってくれました。 サンキュー、マザーっ!!(←こーゆー時だけ調子がいい。)
すぐに折り返し電話がかかってきました。 ゲージは貸してくれるそうです。 うわーーい、ありがとう!!!!!!!
「でもね。」
む??
「父さんが、『ねずみか〜。』ってイヤがってるんだよね〜。」
げげげげ。 確かにねずみ・・だな。 ・・・・・・。 ・・・・・・・・。 その言葉は 聞かなかったことにする。 いざとなったら居間じゃなく、さきの部屋に置いておこうっと・・・。
さて、帰省当日。 荷物が異常に多くて半べそ状態だったり、 空港にむかうバスの車内がとても静かで ハム(仮)たちがエサを食べる音が響きわたって ひじょーに恥ずかしかったりと 数々の困難を乗り越え、さきは地元の空港にたどり着きました。
母さんが迎えにきてくれてました。 開口一番 「ハムスターはつれてこなかったのかい??」 「いんや、リュックの中にいる。」 「そう・・・・」←あきらかにがっかりしている模様。
ったくあのわがままくそオヤジめ、散々騒いでいたな・・・ちっ。 まーーしょうがないかぁとさきは半分あきらめていました。
そして実家に到着。 さっそくゲージの準備をしてハム(仮)とスタ(仮)を入れてあげました。
「あっら〜。かわいいねぇ〜。」 目を細める母さん。 でしょでしょ、飼い主に似たんだってば〜。←却下された。
そこに父さん登場。
「ひさしぶり〜。」
「おお、帰ってきたか。 ・・・これがハムスターか??」
「うん。」
これみよがしにひまわりの種を手渡しで食べさせるさき。 ハムスターのかわいさをアピールです。 父さんは黙ってそれを見ています。
「あ、父さん、ダンボールないかなぁ?? 床に直接ゲージを置いたら冷えるからさぁ。」
「おお。ちょっと待ってろ。」
父さん、退場。
「・・・・・大丈夫そうだねぇ。」 「だねぇ。」
ほっと胸をなでおろす母さん&さき。 だが
大丈夫ではなかったのだ。
父さんはなかなか戻ってきません。
「・・・・・。」 「・・・やっぱりいやだったのかなぁ。」 と思ったその直後。
父さん、再登場。
手にはダンボールを改造して作られた 『ハムスター専用箱』(通称・ハム箱)を持って。
しかも満面の笑みです。。。。
「おまたせ、おまたせ。 寒かったかい???今、(ゲージを)箱に入れてやるからな〜。 そうか、そうか、嬉しいか〜。 わっはっはっはっは。」
父さんは「大丈夫」どころか ノックアウトされてました。
物陰で母さんとさきが大笑いをしていたのは言うまでもありません。
↓日記才人の投票ボタンです。 はじめての時だけ登録(無料)が必要です。
|