股・戯れ言
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DVD・キルズ・ビデオスター

「キタコレ!戯れ言」更新しました。
火曜更新といっておいてこの時間て。なにやらマジメな内容になりましたがどうかよろしく。
わしもこれを機会にレゲエ聴いてみるかの。まあ、今聴いているのはクラッシュなんだが。

先日、友人と話していて「クラッシュはロンドン・コーリング、サンディニスタ!、コンバットロックが好き」(一番好きなのはサンディニスタ!)と言ったら
ファーストを何故否定するのか、と批判されました。
ホワイトライオットは普通のパンク過ぎて心に引っかからないのだよなー。動乱は結構好きなんだけど。
しかしガンズ・オブ・ブリクストンは名曲だなーこの曲一曲リピートで新幹線乗って大阪行けるよ。

で、何故クラッシュを聴いているのかというと、高校生の時に必死で録りだめていたビデオを見ていたら「ダンシング・イン・ザ・ストリート」が映っていたから。ああ!見つかった!嬉しい!心底嬉しい!
この「ダンシング・イン・ザ・ストリート」というのは副題が「ロックが駆け抜けた20世紀」という、BBC製作のもので、文字通りロックの歴史番組。実際にはロックだけでなく、黒人音楽も含まれているのだがエルビス・プレスリーやビートルズの登場、60年代のラブ&ピースの時代は何故終わったのか、パンク出現の必然、ヒップホップの誕生、そしてテクノ/ダンスミュージックの時代への流れが驚くほどよくまとめられているのです。この番組でどれだけ学んだことか。音楽界の重鎮が今生きている人も、すでに死んでしまった人も含めてこれでもかというほど登場。
今回発掘されたのは6回から10回までのもので、前半のものはなくなってた。くそー今見てぇ。どうしても見てぇ。
そしてパンクの回はなぜか後半の20分くらいが切れていて、悔しくて悔しくてしょうがない。絶対ニューウェーブについてやってたのになあ。憶測だけど。
その切れている回にクラッシュが出ていたのです。だから今聴いてると。さっきまでバズコックスだったけど。(ピート・シェリーも登場)

最近はCSなんてのもあるから、この手の音楽番組は地上派ではやらなくなったな。地上派のテレビは完全にバラエティのものになった。だから「ヘビメタさん」は非常に貴重な番組で、あれを見るだけで必死で夜中起きて音楽番組を見ていた学生時代を思い出したものだったのに。
ま、CSにはそれなりの恩恵を受けているのだけれど。今やってるボブ・ディランの「ノー・ディレクション・ホーム」も偶然CSだかデジタル放送だかで見たしな。酔っ払った頭で眺めていたというのが正解なんだけど、それがやっていた時ちょうど大変重要なことで頭を悩ませていたので、最後の「ライク・ア・ローリングストーン」ではボロ泣きしたんだった。

話がそれた。
昔は当たり前にあったもので、もうすでにない/なくなりつつあるものは他にも沢山あって、ビデオを今更再生していたのも、全DVD化にともないビデオが捨てられそうになっていたからなのだ。
ビデオはレディオスターを殺したけど、今度はDVDに殺されかかっているのナ。いまやAVもDVDばかりだし。
と、いうことは、レディオスターの仇をDVDがとったということか。いや、違うな。ラジオとDVDは全然関係ねえし。あとラジオは意外にも生き残っているし。
テープと呼ばれるものはそのうちこの世から絶滅してしまうんではないのか。
カセットテープはもう遠い昔にCDとCD−R、最近ではI-PODに殺された。うちにはまだカセットが沢山あるが再生できるハードがすでにない。NHK−FMで夏休みと冬休みにやってたライブ音源特集はもう聴けないのか。スマパンとかナインインチネイルズ、プライマス、ライブ、コレクティブ・ソウル、そして今では名前も思い出せないようなバンド(オルタナの全盛期のバンド)のがあるんだけど。まあ、そういうのも今では珍しくないか。
時代はどんどん便利になっていくけど、なくなっていくものがいとおしいのである。
そういう性格だからゴミ捨てが苦手なのかもしれないな。

そういえば、ビデオ整理していたらブランニューヘヴィーズ(うわあ!懐かしいなアシッドジャズ)のビデオクリップが映ってて、それが日本で撮影したものなんだが、新宿のどこかのビルの屋上に「TDK」の看板があった。
カセットテープ全盛期はよくTDKやマクセルのCMを見たものだが、その手の企業もすでに見なくなったな。いつの間にかなくなったのかーそりゃそうだよなーと思っていたけれど、まだこれらの企業は残ってるんですね。勝手に殺してた。スマン。



つうわけで明日から九州に行ってきやす。去年の10月宮崎以来。
焼酎は結構NGなんで泥酔しないように気をつけます。

2006年02月08日(水)

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