タイム・秋田ータイム〜ドライビング・ノース出張ツアーズその2 |
わたくしの永遠の想い人であるクリス・コーネル様。 そのコーネル様のオーディオスレイブがニューアルバムと共に世界ツアーを行うそうだ。
>北米ツアーの後、バンドはヨーロッパに飛んで、 >5月下旬〜7月初旬にかけて、スペイン、ドイツ、イングランド、 >スウェーデン、オランダで、フェスティバルに出演したり、 >アリーナ公演を行ったりする。
フェスティバル回るのか! だったら是非とも、是非とも日本にきていただきたいのです。 公式サイトにも飛んでみたが7月終わりまではツアー日程書いてなかったけども、数日後には更新されていることを望んでおりますとも、フジロック参戦が。
あと、髭属性のわたくしとしましては、こちらの方のライブに行くつもりでおりますとも。 うわーいい男だなー
俺は絶対!ヒゲ好きニシャンだと改めて思った。
そんなわけで東北出張、第二の都市秋田編
1日目夜
夕方に秋田着。 一度目の秋田は「情緒が欲しいから」とかいう理由で小さな街角旅館に泊まったのだけれど、二度目の今回はかなり町中に宿泊。 なぜかというと、今回の出張は実は単独行動ではなくうちの会社の営業が来てたから。ついでにいうとお客さんも来てたから。 今まで、ほとんどの出張を単独でやってきた私にとっては、他の人間と一緒に行動しなければならないのはかなりの苦痛であった。いや、お客さんは東京で何度も顔を合わせている人だからいいのだ。 問題はうちの営業である。 こいつが、うちの会社のほかの人誰にきいてもすこぶる評判が悪い奴なのだ。 かくいう私も、年末のいわき→水沢→山形出張時にこいつに迷惑をかけられた経験があった。(ここ参照) 見た目はちいせえオッサンなんだが、なんというか話し方がやたらハキハキしていていちいち癇に障る。余計なことしか言わないし、とっさの判断が間違いすぎだし、最終的にどうにかなったものをさも自分の手柄のように話すのだ。 要するに出しゃばりなのである。出しゃばりでバカ。あーなんでこいつ秋田まできてんだよ、こなくていいよっていったのに。 といっても来てしまったのでしょうがない。 しかし、ホテルのロビー(幸いにも別のホテルであった)にまで迎えに来たり、あらかじめ「いろいろ調べておきましたから」とお客さんに付け焼き刃の知識をひけらかしたりする姿には心底いらついた。 何かにつけて「インターネットで調べたんですよ」を連発するあたりなんか、一時期の橋田壽賀子かと思った。のちに酔いが回ってきて自分から言っていたが、「インターネットでですね、2ちゃんねるのまちBBSを隈無く見るんですよぉ」だってよ。俺、そんなん利用したことねえよ! また、同席したお客さんがかなりの酒好きで、ワインが趣味らしくワインの話をいろいろ聞いていたら、「是非ともそのワインの話をインターネットで流すべきですよぉ」なんてアドバイスしてやんの。 うるせえよホント。お客さんも苦笑ですよ。 もうすでにやってるかもしれねえだろうがよ。 そんで、私にも 「出張をそんなにしてるんだったら、インターネットで公表すべきですよ」 とか言ってきやがった。 ホントにうるせえ。 もうすでにやってるんだってばよ。 しかもそんだけベラベラ話していろいろ頼むくせにほとんどメシも食わないわ酒も飲まないわで(遠慮しているのではなく単に弱いだけ)、私とお客さんはどんだけきりたんぽ鍋を食べさせられたことか。うまかったけど。 しかしこいつの異常なほどいい格好しぃなところを利用して、 刈穂大吟醸 新政純米酒 飛良泉純米酒 高清水本醸造原酒 などを次々に飲むことが出来た。 それだけは感謝しておこう、タダだったし。刈穂の大吟醸は大変淡麗でさっぱりしていて美味でした。
で、店を出たところで営業はヘロヘロだったんだが、お客さん(ホントに酒好き)が「まだ早いからもう一軒行きましょう」と言ったので行く。 さすがに二軒目に関してはリサーチしていなかったらしく、バカ営業は「この店どうですか?」とチェーン店のようなところを言ってきた時はビックリした。「いや、カウンターの店とか行きましょうよ」と言って、ちょっと古い飲み屋へ。 おばちゃんがひとりでやってる店で、変わった日本酒お願いします、と頼んだところ、由利正宗の古酒と縄文能代を出してもらう。 由利正宗の古酒は、ほんとに変わったコク。口に含むと濃厚なんだが、飲み口はむしろ淡麗。口当たりで好き嫌いが分かれるような気もするが。そして縄文能代!これは前に本で読んだことがあって、香りもいいし軽いしいわゆるワインのような日本酒かと。秋田で飲んだ日本酒の中ではこれが一番気に入りました。
そんな感じにハタハタの薫製や比内鶏食べたりして終了。 しかしお客さんはホテルに戻った後も飲みに行ってしまったらしい。
2日目 朝から作業。 お客さんは具合悪そうだった。当然か。 私はあそこで止めておいてよかったと心から思う。作業の方は、一部トラブルがありながらもなんとか終了。 バカ営業がさっさと帰るというので心から感謝する。 といっても私も12時49分の新潟行き特急いなほに乗らないと酒田には行けないので、自由になる時間は1時間弱。お客さんもまた、飛行機の時間のために秋田で自由になる時間は2,30分であった。 というわけで前日、おばちゃんの店で教えてもらった秋田地酒が買える店に行って地酒購入。お客さんも私も選んだのは飛良泉の新酒であった。今思えば縄文能代買えばよかった気もするんだが、新酒のほうが「現地でしか買えない感」がある気がしたので。 そこでお客さんとはお別れ。特急まではあと50分。さあ、どうするか・・・ 迷うことなく駅前の市場へ。 ここの「市場いちばん寿司」という回転寿司が忘れられなかったのです。 前回の秋田出張時にタクシーの運転手、市場の魚屋の人に「絶対うまいから」と強力推薦されて訪れていたんだが、ほんっっとに安くてうまいのです。 とくに牡蠣の軍艦巻が! ああ、ほんとに絶品。鮮度もバツグン。 それが二貫で230円ですから。 しかし時間が殆どなかったので牡蠣やすじこやヒラメなどをぱっぱと食ってすぐに退散。ああ、時間がなかったのが本当にくやしい。 しかも時間がないうえに、会社の子に「きりたんぽを買ってきてくれ」と言われたことを思い出す。 電車が出るまでほとんど時間がないのに急いでクール宅急便のきりたんぽを注文して郵送。そして駅のコインロッカーに預けていた荷物を取る。 ギャー!鍵どこに入れたかわかんねー! あわてふためくうちに発車の時間が迫る。 ほんとに乗り逃しはできないのだ。なぜならばこれに乗り遅れたら次に出るのは14時50分くらいだから! 出ーーーたーーー!(浅草キッド調) 必殺!2時間に1本の田舎電車! しかも各駅! 何時間かかるんだよ!そんなわけには行くまい。
というわけで大荷物を持ちながらホームまで駆け下りて、バタバタ走ってなんとか乗車。 発車の1分前であった。 向こうのホームからは青森行きの特急が発車していた。 ああ、秋田からは青森も行けたんだなぁ。「青森に縁がねぇぜ!行こうと思っても行けやしない」とか思ってたが、東京→秋田→青森→北上→仙台というルートもアリだったんだな。 まあ、この後は酒田に行くんだが。 今度の秋田出張時は青森に行くことにしよう。
ちなみにこの秋田滞在中泊まっていたホテルの地下がライブハウスでございました。泊まった当日はニコチンのライブがあったらしい。どうりでその日、7SECONDSのTシャツを着ていた俺はジロジロ見られたわけだ。 ホテルのロビーにミチロウが表紙のチラシが置いてあったりして、変わったホテルだなとばかり思っておりました。でも惑星やPE'Z、ゴーイングアンダーグラウンド、銀杏BOYSなんかも来てるとこらしい。 興味があるアーティストがぶつかってたら見に行ってたんだがな。バカ営業と飲みに行くよりはるかにいいでしょうそのほうが。
そんなわけで、次の滞在先、酒田編に続く。
いや、酒田に行く前に寄り道をした「遊佐」編に続く。
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2005年03月24日(木)
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