嫌んなったとか言うな団〜フジロック記録その2.5 |
今日、会社で話していてハケーンしたマーフィーの法則。 つかマーフィーって誰だ。エディ?
「約束事の前日、あるいは当日に『家族or親族の急用または不幸がある』という理由でキャンセルをされた場合、8割以上の確率でそんな急用なんかは存在しない」
間違いない。と、長井秀和風に添えてもいいくらいドンピシャだと思うがいかがか。まあ、そういう風に言われたら「えー大変!大丈夫?」などとだまされたフリをするのが大人ってものなのです。腹の中では「他の奴とハメ狂うのかよ、チッ」と思いながらも。(この手のウソは己の快楽のためにつかれる、というのもまた事実である) 大人なんてものはこうやってだましだまされ生きるのさ。俺?もう騙される方だったら相当のプロですよ。騙しやすいとも思われてるのであろう。自分でもナメられる事に関してはプロ級なのかもしれないと思う今日この頃。 だけどな。こんなどうしようもない嘘はだまされてやって思い通りにしてやるが、その先は思い通りにはさせてあげないのだよ。教訓:あんまり人をナメちゃいかん。
さて。そんなことはどうでもよくてフジロック日記最終回。 もうフジ終了後3週間が経過しているにもかかわらず書くのであります。
7/31(土) プライマス終了後、メシを食ったりしているうちにバッファロードーター。 その前にやっていたサントス?という人たちの客がやたら多かったので、bdはいい位置では見られないかもと危惧していたんだが、案外良い場所で見ることができたのでよかった。 いやー私の去年のベストアルバムはダントツで「シャイキック」だったんだけど、アルバム通り「サイクリック」からのスタート。当初からこの曲は音が聞こえるだけでなく、「見えてくる」曲だと感じ続けていたが、フジロックにおいてその視覚に訴える具合が普段家で感じるどころの騒ぎではなくなっていたのである。真夜中の苗場でこの上なく煌めいていた。打ち込みではなくドラムが存在していたからか?そのドラムも含めて、テクノなどではなく、今、目の前で音が作られ、そこに直に放たれているという本当の意味での「ライブ」がそこにはあった。もうジャンルとかよくわからない。いらないだろ。 敢えて言うならバッファロードーターこそプログレ(進化って意味で)だよ。 最後の「303ライヴ」なんかもはや音が自由自在に動き回っていた。実験音楽のようなのにこんなにも楽しく、生き生きとしていて、踊りたくなるなんて。 フジロックで一番目映かったライブでした。 そしてアーマンドヴァンヘルデンをちょろっと見てこの日は終了。
8/1(日) さて、ついに問題の日でございますよ。 この日は前日までと打ってかわって天気がよかった。 さすがに頭を洗いたくてしょうがなかったので、10時頃にホワイトステージに行き、流しで頭を洗う。キモチエエー。りえ暴、否、りえ坊さんも頭を洗ったんだが、長い髪を乾かさずに前に垂らしたまま歩いてくる姿はジョージ秋山のアシュラにしか見えませんでした。
川でタオルをすすいだり乾かしたり朝飯を食ったりして、万全の体勢であぶらだこに備える。 あぶらだこ開始前にはついに石井さんともご対面。石井さんとは2002年のフジロックに行った後くらいに日記を通じて交流を始めて早2年。まさに「やっと、会えたね」とジーツーばりに言いたくなりましたよ久々に。時間があまりなくてゆっくりお話しできなかったのが残念ーしかし、初めてご対面して一緒にあぶらだこで踊るとは!誰が想像したか! あぶらだこは30分くらいの演奏でしたが、フジロックはだいたい4,50分の持ち時間が普通なので違和感はなかったです。ヒロトモの「家族とバーベキューに来たお父さん」的ポロシャツルックが眩しい。一応アウトドア仕様なんだな。太陽がいくら燦々と輝いていようとも、ヒロトモはいつも通り直立のまま下を向いたり小さい笛を吹いたりしていたし、つっかえ気味な変拍子もいつも通りでした。普遍とはこういうことを言うのか。いや、不変とはこういうことを言うのか。 しかし、最後に演奏した「翌日」だけは太陽の下で聞けてよかったな、と思った。ノイズなのに透明感溢れている、というのは、あぶらだこなのにフジロック、という状況と非常に似通っている気がしたので。嘘。こじつけです。そうじゃなくて、「翌日」の超自然感が、あれだけの大自然の中で聴くとよりスピリチュアルに響いていたから。(ただし、翌日の超自然感ってのは海を想起させるものだったんだが、この際まあいいや)
その後、ダラダラしてからおかもっちゃんに連れられてハナレグミに行ったんだが、どうしても声がダメでオレンジコートでスカっつうかブラスロックっつうかのバンドを見たりしているうちに平成トリオを見ることに。 この日のオレンジコートの空気の乾燥感はとても心地のいいものだったんだが、その乾いた空気とシンクロし、その空気を振動させて伝わってくるギターの音色とおっちゃんたちの年輪を重ねた声。てらいのない言葉たち。すべてが私を泣かせるのに十分だった。心底楽しいのに、涙が止まりやしねぇ。 木村氏の唄う「嫌んなった」の時はもう泣いてもいなかったが、それでも去年の「不滅の男」ばりに揺さぶられたな。嫌んなったーもう駄目さ、だけどクサるのはやめとこう。いや、嫌んなってもクサってもねえんだけど。なんも変わりもしないんだけど。明日も仕事なんだけど。なんとかしてくれ、神様仏様。
と、ここまでで中途半端だが続きは次回ー
こないだまでとある企業で仕事をしてたんですが、そこに朝行こうとしたら電車に乗る時点で財布を開いたら、なんと持っていた金が130円ポッキリ。しかし電車は目の前に来ている。これを乗り逃したら遅刻してしまう・・・という絶対絶命の状況。 迷わず130円で初乗り料金だけを払い、降りるときに 「あの、お金持ってないんで・・・降ろしてきたいんですけど・・・」 と恥を忍んで告白し(心の中では三島由紀夫級の告白)、電車代240円を借キングしました。住所と電話番号と名前と「240円借ります」という旨を書かされました。俺24です。普通に働いてます。なのにどうして金おろしてないのか。 そして次の日には財布を落としたことはここだけの秘密だ。(スリにあったらしく、無事見つかったのでNO問題でしたが) さらに土曜日には携帯を落とし、日曜日にはライブハウスにかばんを忘れていったこともここだけの話に留めておきたい所存。 全部見つかってるからNO問題なんだよホント。
|
2004年08月18日(水)
|
|