西村ロマンポルノはイカくさい夢を見るか? |
また懲りもせずに足を運んできたぞ、日活ロマンポルノ特集@銀座シネパトス。 本日は「花と蛇」でございました。杉本彩ではなく谷ナオミのほうな! 杉本彩版「花と蛇」のおかげか、ロマンポルノの代名詞的ビッグネームのおかげか、いつもは閑散としていた銀座シネパトスも満員というミラクルまで起こっていた。「花と蛇」景気とか名づけてもいいレベルだと思う。 しかし、谷ナオミ版「花と蛇」は団鬼六原作を気持ちいいくらい無視していたなーそりゃ団鬼六も「気に入らん!」って怒るよ。不満だと思うよ。先日見に行った「悶絶!どんでん返し」と同じくらい場内に笑いが起こるような「花と蛇」だったもの、意図的なコメディ部分によって。原作のシリアスな部分(まあ、あれもまぬけっちゃあまぬけなんだが)が見事なくらい殺ぎ落とされていた。 そんな肩透かしな内容でありながらも、それでも圧倒的にこの映画に釘付けになったのはやはり谷ナオミの豊満で美しい肉体のおかげだろう。もう最近のAV女優なんかは足元にも及ばねぇ色気ぶりといったら! 前から書いているが、私はもともと乳輪がでかい乳はあまり好まないのだけれど谷ナオミは別格だな、と心から思う。形は美乳じゃないのかもしれないが、んなこたぁどうだっていいんだよ!あの乳はロックな乳だよ。最近の簡単にメス入れて膨らまして形整えちゃうような巨乳にはない説得力。 そして豊満な肉体が縄で縛られ、乳の形が変形する様はやっぱりイイ!あの、竹みたいなやつで足を大股開きに固定する道具の使われ方がこれまたいいんだ、エロいんだ。名前知らないけど。 そして谷ナオミが口にソフトクリームをつっこまれてそれを舐めるシーンには欲情どころか。指舐めは本当に淫靡な行為だと思います。
映画館出た後に心底踏まれたくなった。
で、もうすぐそんな日活ロマンポルノ特集も終わるわけだが、その後は崔洋一映画特集になるんだそうですよシネパトスレイトショー。第一弾が、私を内田裕也ファンへと導いてくれた快作「十階のモスキート」だってよ。また見に行ってしまうだろ。十階のモスキートは80年代の前半にすでに離婚したオッサンがパソコンにはまっていく、ということを描いているからなぁ。早すぎるよ!皆見るべき。私は千葉テレビで見た時、録画しなかったことを心から悔やんだほどだ。 内田裕也の警官姿がまたかっこいいんだよなーこの映画。惚れるよ。あ、内田裕也は先週見た「桃尻娘・ピンクヒップガール」にもちょこっと出ているんだけど、この時の姿もたまらん。さすがはロケンローラーだ。 ついでに「刑務所の中」もやるらしいから見ようかな。普通に見逃していたので。
シネパトスで映画といえば、なんと「新・O嬢の物語」という映画ももうすぐ公開らしい。先日も書いたが「O嬢の物語」と「花と蛇」のあらすじ紹介文には何度お世話になったことか。こないだ、部屋の隅からぽろっと出てきたので読み返していたところだったのでなんたるグッドタイミング。 けども、今調べてみたら「O嬢の物語」と「新・O嬢の物語」は別物らしい。(ここ参照)なんだよ、ちぇ。ステファン卿とか出てこないのかよ。まあ、見ますけどね。 O嬢の物語は佐川一政が訳しているのもあるんだね。ブリリアント。
と、期せずして映画の話題ばかりの日記になってしまったので、最後も映画話題で〆。ちょっと古い話なのでガイシュツだけど。
>新日・西村「いかレスラー」主演 > > 人気プロレスラーの西村修(32)が、映画「いかレスラー」 >(監督河崎実)に主演、俳優デビューを飾ることになった。 >難病に侵された天才レスラーが異国で悟りを開き、最強のいかレスラーへ >と覚せいする格闘ドラマ。撮影は既に終了し、自身も大病を克服した >経験を持つ西村は「僕の中ではノンフィクション。真剣勝負でした」と >振り返った。 > > 新日本プロレスNo.1のテクニシャンで、玄人好みのレスリング >スタイルでファンを魅了する西村が、初めてリング以外での戦いに挑んだ。 >「いかレスラー」は昨年、東京・シネセゾン渋谷のレートショーで >10週間のロングラン・ヒットとなった英映画「えびボクサー」を担当した >叶井俊太郎プロデューサー(36)が「動物とスポーツの合体もの」を >基本コンセプトに企画。名乗りを上げた河崎監督が、西村を主役に指名した。 > > 西村は、未体験の領域だけに悩んだが、脚本を読み決意。天才と呼ばれ >ながら難病で絶望視されたプロレスラーが、フンザと呼ばれる桃源郷で >奇跡的に回復し、いかレスラーとして凱旋する設定に、自らの闘病を >オーバーラップさせたのだ。98年に後腹膜腫瘍(しゅよう)で生死の境を >さまよい、復帰まで約2年を要しただけに「病気の前後では生き方、 >考え方を変えざるを得なかった」という。精神修行のためインドへ赴いた >経験もあり、撮影では「昔の自分の苦悩を思い出した。私の中では単なる >パロディーではない。大まじめに無我の基本理念をスクリーンからも >伝えたい」と真剣勝負で打ち込んだ。 >
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/03/10/01.html
笑い殺す気か! しかも主題歌も西村が歌うのか。ドラゴンだけでなくキムケンの道も歩むんだね西村は。
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2004年03月18日(木)
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