ここらが潮時汐留ライフ〜萎えない苗場フジロックデイズ |
最近うだうだと酔っ払ってばかりいたので、特に語ることでもあるまいと思っていたのだが今朝テレビで見かけてうんざりしたので書かせてもらう。 日本テレビ、汐留にあやかりすぎだろう。 なんだよ汐留ラーメンて。バカか。アホか。 で、バカな連中がズームイン朝がやってるような時間帯から並んでやんの、汐留ラーメンに。 おまいら、朝からラーメンかよ! もうビッグ錠先生のちゃんこ包丁・鍋野釜吉にこの店の店主を負かしてもらいたい勢いだ。あんな行列だけがウリの店。なんつーかポケビ(ドカベンさん愛聴)のシングルCDを無理矢理小学生に買わせた嫌さと一緒だ、汐留ラーメン食わせるのって。 まあ、たまたま汐留ラーメンにばかり矛先を向けることになったが、この日本テレビ=汐留を定着させようという努力がすでにフジテレビの二番煎じ過ぎて鬱陶しい。汐留なんかデートスポットになるわけねえんだボケ。 なぜなら汐留といえば! 汐留伝説じゃないですか! 汐留血戦じゃないですか!! 汐留=FMWなんだよ。イコール日本テレビじゃねえんだよ。 しかもFMWで汐留といえば8月なのにな。何そんな時期に移転してんだよ。 そりゃこないだなんかの心霊番組で「ハヤブサの体の故障を治す為に、霊媒師が首吊り自殺したA社長の怨霊を呼んだ」りもしたわ。A社長って思いっきり荒井社長だけどさ。 むしろA社長(荒井社長だけど)、日本テレビ呪っておけって。それでこそ真の汐留伝説。
あーしかしむかつくなー日本テレビの汐留我が物顔状態。 だいたい汐留移転宣伝のポスターがひどい。なんだあのカエルみたいな奴。 しかも水玉。アートとか言ってんじゃねーよ。 イメチェンで軽々と「アート」「おしゃれ」(主に濱マイク)に走るのは「私ってかわってるんですぅ」のバカ女子(最近では薄っぺらいバカ男子もだが)のレベルじゃないかよ。 日本テレビは巨人のイメージだけ持ってりゃいいだろ。あのダサさで十分だろう。あとジブリの後援とか全日とか。(あ、全日分裂時にノア放映を選んだのも薄っぺらオシャレ感があってやな感じだ)
それでフジロック3日目。 前日までの雨が嘘のように上がり、いい天気でテント内が暑くて目が覚める。 ようやくのフジロック参加。まず見たのはOOIOO@ホワイト。 ヨシミの器用っプリとニューウェーブな楽曲群に朝からホワンホワンとした気分になった。しかし女の子5人はかわいいなぁ。ガールズバンドはいいなぁ。女の子って歳でもないけど。 そしてオレンジコートに行き三上寛。これが!もう三上寛が出てきて「私リハーサルのほうがうまいでしょ」みたいなことを言った途端から格好よすぎた。情念と言葉と轟音ギターの絡みつき具合が絶妙。三上寛が唸るたびに私も痺れて隣にいたオオツボさんに「かっこよーすーぎーるー!濡れた濡れた」と騒いでいた。言葉の力に圧倒されまくり。パティ・スミスが出なかった代わりに三上寛が出たのかも。 次。フィールド・オブ・ヘブンにてエンケン&カレーライス。三上寛で十分イッちゃってたわけだが、エンケンも一曲目の夜汽車のブルースからイカされた。もうロックに手がつき足がついてる姿がエンケンなんだ!という錯覚が生まれるほど。オオツボさんと「神を見た」「神を見た」と言い合うほど。 私は轟音掻き鳴らしてても本人は汗一つかかないような涼しげな感じの人のロックが好きだと思ってたが(って今Jマスシスしか浮ばねぇ)、これだけ死に物狂いで全身でロックを発散してる人を見ると清々しい。 そしてカレーライス(グレートマエカワ&竹安&森)がさらに素晴らしくエンケンとライブを盛り上げていた。フラカンのステージも見たかったよ心底。 見てる側も演奏している側ももうこれ以上やったら腹上死してしまう、という寸前のところでライブが終わったのも絶妙で素晴らしかった。最後の「不滅の男」は 「がんばれよ」なんて 言うんじゃないよ 俺はいつでも 最高なのさ 俺は不滅の男 俺は不滅の男 という歌詞にいろんなものを感じたなーなんか今まで生きてきたこととかまで考えたかもしれない。よく覚えてないけど。 あ、むしろこれからの生き方はこれだと思ったんだった。 エンケン終了後はヘトヘトになりながらオレンジコートでルインズを見て、ホワイトに戻ってヨラテンゴ見て疲れ果ててニックロウ。 ルインズは即興の曲ばかりだったようで予定時間より大分速く終わってた。 急遽ブラックサバスメドレーなんかやったりして。曲は変拍子・難解・ノイジーなのに一曲終わったごとに「ありがとう」という几帳面ぶり。インテリだなぁ。 ヨラは実はあまりちゃんと見てないが、物凄い人気ぶりだった。単独公演やんねーかなー。 そしてフィールド・オブ・ヘブンで座りながら(雨降り後だったので座るとこ探すのも一苦労だった)ニック・ロウを見たのだがアコギ一本でちょうど穏やかな夕日が差している中に立つ老紳士の姿はそれだけで感慨深いものがあった。フジロックじゃなきゃ見られない光景だったもんで。 だってそんな老紳士が「グッドアフタヌーン」とか言ってるのを受け止めるのがケムリのTシャツ着た男の子だったりしてさ。フジロックはいいイベントだなと思った。 そしてそのままGラブ&スペシャルソース。ニックロウの後のゆるいいい雰囲気を台無しにすることないテンポのラップが心地よい。ゆるゆるーと体を揺らしながら見られた。ステージ脇にヴィンセント・ギャロの姿が。 その後トイレに行きたくなりオレンジコートのトイレに行ったらちょうどサン・ラー・アーケストラが演奏中だった。トイレ待ちしながら見ていたら結構なお年を召したおじいさん(実年齢不明。私にはそう見えたんだが)が急にステージ前方に転がり出てきて踊る踊る。ステージから落ちんばかりの勢いで。 もうあまりにおもしろくて最後まで見てしまったのだった。エンターテイナーだなぁ。去年のP−FUNKもあんな感じだったのか、ステージぶりは。(主に衣装)見てる側もテンションが高く、宇宙船呼べそうだったなあれは。 その後ホワイトに戻りオオツボさんと落ち合い、オーブ。 ステージの真ん中に大きな風船がセットされていて、なんだろうと思ったらそれを地球や水滴に見立てた映像を流したのだった。そしてものすごい音圧に思わず鳥肌も立ったし。それまで「正直テクノのライブってよくわかんねぇ」と言ってたんだがまさにLIVEだと実感した瞬間だったな、あの音圧に対するゾクゾク感は。合間合間にジョンレノンの曲やなんかのCMソングを挟んだりするのもライブ感を感じたし。 そして盛り上がり最高潮時にフレンチカンカン娘たちを前にズラっと並べさせてフレンチカンカンさせたのは爆笑モン。 もう今年のフジロックはエンケンとオーブにやられたようなもんでした。 そして最後にモグワイ。ミラーボールが無数に舞うキラキラしたステージに抑揚のつきまくりのモグワイ特有ギターの轟音群。ああ、ギターの音ってなんでこんなにキラキラと光って切ないんだろうと思った。轟音は切ない。 というか、ここ2ヶ月くらいいろいろあって疾走し続けた部分があったので、久しぶりにホロっとしていい場面に出会ったんだなと思ったらなんだか泣けてしまった。涙2,3粒分だけど。
というわけでグリーン見てないんです。 あ、マッシブ10分だけ見たか。電光掲示板がすごかった。最初「フジロックのトリがマッシブってどうなの正直」と思っていたんだがあの掲示板を見たときに妙に納得したんだった。
あとフジで「キターー(・∀・)ーー!! 」というTシャツ着たバカを見かけた時の嫌さといったら! 来るなよ。
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2003年08月03日(日)
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