ビーバップハイスクール卒業証書(マナ魂棒)に抱かれて |
こないだビデオ屋で「ビーバップハイスクール」を見かけたときは特に気にならなかったんだけど、今日「あー鈴木清順の映画、クウネルアソブじゃなくてツィゴイネルアソブじゃなくてなんだったっけタイトル」と思いいろいろググってるうちに「夢二」のページに辿り着き、そういえば私はずっと「竹久夢二=版画の人=棟方志功」だと思い込んでいたんだったなぁと思い出し、ついでにキャストを見てようやく気になったことがひとつ。 「宮崎ますみ、何処行った?」 うちの近くの古本屋で「ダブルエックス〜美しき獲物(凶器だったかも)」とかいうVシネかなんかに主演したときの写真集が500円で売られてることくらいしか認識がなかったんですがね。 さっそく検索してみました。
神になっちゃったそうです。 神というか、魂の救済者っつうか、とにかく「霊的覚醒のための活動」をなさってるご様子で・・・ http://www.masumimiyazaki.com/ なんだよ「止まれ!」って声は。メソメソ電波と格差ないだろう。 そしてなぜ神秘的だの霊的だのの方向に向かう人(主に若い女性、といってもギャルではない)はハワイに行くのか。ハワイって霊的か?こないだから唐突に上映された「マナに抱かれて」もハワイだったな・・・というかマナって「超自然の力」「エネルギー」「魂」という意味らしい。そのまんまかよ! 「マナに抱かれて」がなんかのCMでなんの前置きもなしに「映画『マナに抱かれて』より」というクレジット入りで流されたとき、「こんなどマイナーな映画をいきなり流しても誰も見向きもしないだろう」と鼻でせせら笑ったもんだが、もしかして超自然の力信仰者には「上映まで楽しみ!先行オールナイト行っちゃう!(やらないけど)」という待望の映画だったのかもしれない、と今思った。 それどころか川原亜矢子をカリスマにしている「GRAZIA」という雑誌の読者が共有しているのもこの「超自然の力」とか「魂」とかいうものに対する憧れ・探究心なのかとすら思ってしまう。で、そいつらは絶対田口ランディも読んでるんだよな。魂のアンテナがどうこうとか語りたがりなんだろうな。 「魂」という言葉をきくと、本宮ひろ志マンガとか猪木しか浮ばないんだけど、 その裏でこんな魂の消費のされ方があったとは。うすうす知っていたけど。 「闘魂」に対抗して、若い女性の気持ち悪いスピリチュアル追求意識は「マナ魂」と名づけていいでしょうか。マナコン。合コンに奔走する日々を卒業し、マザコンの男に失望し、「あなたはこんなものじゃないのよぉ〜、魂のふるさとに帰るべきよぉ〜」という心の中のデロリンマンの声を聞いた女性たちにはぴったりじゃないかと。今適当に作りましたが。
それで、秋山真人とか矢追純一もハワイアンという結論でよろしいのか、よろしくないのか。
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2003年06月24日(火)
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