「ひょんなことから」症候群こそドラマ界のモラトリアム現象である |
最近すっかり日記を書くペースが落ちて、このままではwebから遠ざかっていくのでは?という予感がしましたよ昨日。 昔は一日でもwebを見ないと不安!とにかく毎日チャット参加!というネット廃人一直線だったんだけど、いつの頃からかチャットからは遠のいてた。で、今は毎日日記書きくらいしかないんだけど、その日記書きがなかなか楽しいところもあったわけですよ。まぁ病気から復活してこうやって再び日記を書いている時点でwebから遠ざかることはしばらくないと思うんでこれからも気長に読んでやってください。
ついでに病床で唸っていたせいで、これまた1月のお楽しみである新ドラマ鑑賞もおろそかになりがち。なんとか水曜日あたりからぽちぽちと見られるようになってきたんだけど、未だ「あ、これはおもしろそう」ってのに出会えないなー。 「熱烈的中華飯店」とかいうのはひどかった。ご都合主義の連続ってのはドタバタコメディの定番だけれど、その質の低さに辟易。マンガっぽいことを狙ってるのかもしれないが、「マンガ的な映像」「マンガ的キャラ設定」などの点でマンガを舐めすぎ。とくに映像。CG使えばいいってもんじゃないだろう。CGの中でも一番劣化なCG、つうかコンピューター画像すぎてダメ。大体ちょっと「食神」っぽい設定も「少林サッカーはやったし、そういうやつやってみよう!」とか言ってる現場の雰囲気が見え見えでたまらん。見てるこっちが恥ずかしいって。 「美女か野獣」もひどかったな。もともと松嶋奈々子がキライというのがあるわけだが、利家とまつの時よりも演技が一本調子化してたぞ。奈々子流高飛車な女を演技してるようで、実は高飛車な女という雛型を着用してるだけという。田辺誠一もうかうかしてられない棒読み演技者ぶり。反町もアメリカンドリームすぎてウエって思うが、反町のドラマのほうがまだ見られるな。ツッコミどころ満載だし。 そもそも、松嶋奈々子ほどつまんなそうな女はそうそういない。なぜ「自立した女の代表格」みたいな事態になってるのかサッパリわかりません。江角マキコみたいなうざってえナルシスト論を語ってるわけでもないのに。マグロで不感症って感じなのに。(性のことのみでなく、あらゆることに関して。感性が鈍臭そう) あと前から思ってたんだけど福山雅治はなぜ「おちゃらけた三枚目」ばかりやりたがるのだろう。普通に二枚目でいいんじゃないの。と、会社の福山好きの先輩にも言ったんだけど「あー、ましゃはサバサバした性格だから〜」と答えられました。 知り合いなのかよ! そいから松嶋奈々子の「高飛車演技」で腹が立ったのが、まだ食べてない饅頭をゴミ箱に捨てたところ。松嶋奈々子に限らず、前に浅野ゆう子もせっかく貰った食べ物を即ゴミ箱行きにしていたことがあったけど、あれは本当に不愉快。食べ物を粗末にすることは演技とはいえどもヤメロ。 あと、これは両方のドラマに言えることだが脇役に演劇畑出身の人を何人か配して保険をかける方法もちょっと安直過ぎてどうかと思う。脇役の演劇畑の人も含めて、有名どころを沢山出せばいいってもんじゃないと思うんだがな。寄せ集めすぎ。やっぱり「ひょんなことから〜なってしまって」「偶然〜なってしまう」みたいな行き当たりばったりストーリーテリングな脚本が悪いと思うんだけど、今のドラマって。ひょんなことが多すぎるっす。 脚本がよくないってのは「武蔵」も同じだったなーいくら鎌田敏夫でもあれはちょっと。武蔵は、吉川英治原作なのにどう見てもキャスティングが「バカボンド」を参考にしているとしか思えない人選なのがいいんだけどね。 そういえば今出てるダ・ヴィンチに市川新之助と井上雄彦の対談が載ってるそうな。うーん見たい。 市川新之助はカコイイなー永澤俊矢、唐渡亮に続くカコイイ俳優ハケーンですよ。ようやく「芸能人で誰が好き?」という問いに胸を張って答えられるような。
ちなみに大学のときずっと都営浅草線ユーザーだったにも関わらず一度も行けなかった歌舞伎座に今年は行ってみようかな。銀座テリトリー歴もう5年以上経ってるし。その前に2年位前からずっと言ってるスーパー歌舞伎を見なきゃ。
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2003年01月09日(木)
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