ドリームポリスもかなわない(交通規制) |
さてさて。遡ること2月8日のこと。初飛行機なんてチョロイもんよ、と思いながらも前日は朝の7時まで眠れなかったのだった。朝7時じゃ当日か。ズームイン朝などを見ていたら知らぬ間に眠りにつき、気がついたら「お昼休みはウキウキウォッチ〜」タイムとなっていた。それからなんだかんだやって急いでタクシーに乗ったんだが渋滞でやんの。たまたまそのタクシーの運ちゃんが海外旅行好きらしくてタイの話をきいたりしていた。タイだけでなくオーストラリア、ニュージーランド、バリ島、台湾、ロスといろんなところに行ってる人だった。海外旅行幻想はここでかなり膨らむ。 東京駅に到着したのが成田エクスプレス発車の3分前で猛ダッシュしたらなんとかギリギリで乗れた。友達が車内から見てたらしいんだがもの凄い形相だったそうな。しかも気が動転していてトランクを積み上げるのもアタオタし、ジェントルマンの外人に助けてもらう。 成田なんて成田山くらいでしか行ったことがなかったのだが空港広いのだねービックリ。切手を買うために空港内を一周したり、セキュリティチェック(名前よくわからん)の前で店広げたり再びアタオタ。友達がトランクの荷物検査とか飛行機に乗り込む前とかことごとく引っかかっていた。危険人物だったのか? 初飛行機はノースウエストでございました。うちの妹とかいろんな人に「よくない」「機内食マズイ」とか言われていた。エコノミー席の狭さにビックリしましたよ。その便はロス発東京経由バンコク行きだったようで、半分以上が外人さんしかも年金受給者だった。つまりデブが多いんだな。みんな窮屈そうであった。うちらの前の席に素肌の上からパーカーを着たブツブツ肌の男が座ってていやな気分になってたら添乗員の指示で違う席に移動させられていた。危険人物ってのは見た目で判断されるモノなのか? 飛行機が発つまで結構移動するらしいんだがそれが離陸だとずっと勘違いしてて友達に「もう離陸した?離陸した?」と聞き続けていたのだが、実際に離陸した瞬間は話に夢中で気がつかなかったのだった。ちなみに離陸直後でずっと流れていたのがチープトリックの「ドリームポリス」。 肝心の機内食ですがチンジャオロースご飯だったので結構うまかったです。飲み物で日本酒を頼んだりして上機嫌。途中でエボリューションってな映画がやっていたようだが寝ていて気がつかなかった。だんだん乗っていくうちに自分が機内のセットの中にいるような気がしてきた。雲の上を移動している実感がない乗り物なのだな。 着陸の時はこれまた「小公女セーラ」の話でもちきりで着陸にまったく気がつかなかった。着陸前に聞いていたのはスミスの「ディスチャーミングマン」でございました。 さて。到着したドン・ムアン空港は11時過ぎだったので真っ暗だったんだがムア〜と暑い。最初は飛行機から熱気が出ているのだと思っていたらそんなことはまったくなくほんとに蒸し暑い。そこからバスに乗って空港の建物内に移動し、無事入国。空港の外に出たとたんなんとも表現しがたい香辛料のにおいに見舞われる。これがタイの臭いのようだ。色にたとえると芥子色なんだがインド料理屋のそれとはちと違う。空気の成分のうち窒素70%酸素20%二酸化炭素0.5%香辛料10%なんだろうきっと。 真夜中の高速道路脇を占める看板は「ソニー」「パナソニック」「日立」「サンヨー」とすべて日本の企業ばかり。で、そんな道なりを車は120キロオーバーの速度でビュンビュン飛ばす。パパラッチに追っかけられていたダイアナ妃の車よか速かったんじゃないか。で、そんな速度なのに車間距離がめちゃめちゃ狭いんだよな。こりゃ交通事故が絶えないわけだよ。世界一の死体国になるわけだよ。 日本のヤンキーは国際免許取ってここで運転すべきだ。
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2002年02月18日(月)
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