もんすん日記

2004年05月04日(火) つるばみ

やっと部屋の掃除を、本棚の整理からとりかかっているが、古い本や漫画に熱中してしまって、全然すすまない。
「いたいけな瞳」の2巻と8巻をむさぼり読んで、私が漢字の「実」という字がすごく好きなのは、吉野 朔実 さんに由来することを思い出した。
文学よりも文学的で、哲学よりも哲学的な作品を描く彼女は天才だ。
私はこの作品に出てくる女性がすごく好きなんだな〜。
(男性もなんだけど、こういう男性はきっと実世界には存在しないだろう。フランス人とかならいるかもしれないけど)
気高くて寛容で賢くて孤独。

 でも もしもは いつも もしものままで
 いつか 忘れてしまうんだ
 淡い 気分だけ残して

 あなたは 誰よりも 愛されなければ

 花は起きていた
 起きてひと晩中 ぼくの眠りを妨げた
 言葉をかわすこともなく
 肉体をかすこともなく
 花はまるで剣のように 
 ふたりの間に 横たわっていた


吉野朔美や岩館真理子のような上質な少女漫画って、むしろ大人になってからの方が愉しめる。
ずっと浸っていたいと思わせる余韻。
女に生まれてよかったかもしれない。


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