| 2005年10月26日(水) |
大学の話をしましょうか |
森博嗣『大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル』を購入して帰りの電車のなかで読んでしまいました。書いてあることは、初期の森作品のなかで犀川先生の口を通して述べられていることと基本的には同じなのですが、まとめて読むとそれはそれでおもしろいかと。かなり同意するところが多いようには思うのですが、やはり研究者の勝ち組の強者の論理といった側面はぬぐえないのではないかと感じるところもあるような。どこがどうだというわけではないですが。しかし、こんなにあっさり読めてしまう新書が756円もするってのはどうなのさ、と思います。活字も比較的大きいし行間も広い気がするし。そうでもしないと売れないってことなんでしょうけども。
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