最終日ということで,尊敬するOくんの発表の日だったので,ちょっと早めに起きてポスターを貼りに行きました.Oくんの発表は……がっつんがっつん笑いを取ったというわけでもないのですが,それはそれとしてなかなかうまくできていました.いいなあ.ポスターセッション,その後のセッションがおわると,各種表彰みたいなのがありました.学生の単著論文のcompetitionがあってその表彰もあったのですが,どうも事前に知らせていたわけではないらしく,「えーと.いないのかな?」という状況になっていました.いいのかいな.そのあと同じ会場でWHOの局長さんだかなんだかの講演がありました.開発経済学とも関係するような内容で興味深そうだったのですが,いかんせん英語が分からんのであんまり理解できませんでした.故團伊玖磨は
英語圏であっても,レストランで食事をしたり,床屋で髪を切ってもらうのに英語は要らない.これが,レストランで髪を切ってもらおうとしたり,床屋で食事をしようとしたりすると英語が必要になる.
てなことを名著「パイプのけむり」シリーズのどこかで書いていたような気がするのですが,さすがに学会では英語ができんとどうしようもない,ということを実感しました.あかんなあ.WHO講演のあとは閉会式みたいなもので,次のWorld congressの会場であるバルセロナの宣伝を盛んにやっておりました.昨日のcity hallに対抗して,どこぞを借り切ってなんかやるぞ,てなことを言っていたようですが,もしかして参加費はそういうところに使われてるんでしょうかねえ.そのあとのレセプションは一転して有料でごはんも少なく,「とっとと帰れ」と言わんばかりでした.あまり先方の意向に反するのもなんなので,ビールを1本飲んで帰りました.
時間が余っていたので,お土産を買いにサンフランシスコ市内をうろうろしました.といってもSafewayでワインを買ったり,サンフランシスコジャイアンツのグッズを買ったりしただけなんですが.さすがにOpus oneは売ってなかったような.その夜は,泊めてくれた友人とどーでもいいような話をしながら飲んだり食べたりしておりました.彼と彼の家族には感謝することしきりであります.