2003年06月16日(月) |
サンフランシスコ4日目・学会2日目 |
朝一番のセッションでSさんがlong oral sessionで発表するとのことなので,やや早起きしてのこのこでかけました.サンフランシスコ市内にはMUNIと呼ばれる地下鉄というか路面電車というか,が走っているのですが,その7日間Passを買ってしまったので,2駅分これに乗って快適に通勤です.サマータイムなので体感時間(?)は一時間早く,湿気もないので(日本の梅雨と違って!),やや肌寒いくらいなのですが,朝ならではの快適な時間帯ともいえます.さて,Hiltonについて部屋に行ってみると,Sさんの論文の共著者のO先生が「むむっ」という顔で座っていました.秘書のAくんも,もと秘書のTくんも来ていたようです.Sさんの発表はなかなか素敵で,明日発表を控えている身としては「むむむ.ちゃんとできるのだろうか」とのプレッシャに十分なるものでした.そのあとはやや気になっていたMcFadden講演でした.「Healthy, Wealthy, and Wise?」てなタイトルで,健康だから金持ちなのか,金持ちだから健康なのか,という問題を,因果関係をちゃんと定式化して測定するにはどうしたらよくて,どうだったか,という話でした(たぶん).開発経済学と関係して,このようなテーマは医療経済学でも注目を集めているテーマのようです.話の内容もともかく,ときどきjokeが入っているらしくて周りがどっと笑うのについていけないのが残念でした.しかしあとから考えてみると,アメリカ人の(アメリカ人は40%程度しかいなかったらしいのですが)笑いのポイントは分かりにくく,簡単に笑うような気もする一方で,ちょっと手の込んだ笑いをとろうとすると反応してくれなかったりするようです.やっぱ笑いは関西やね(なんや突然).さて.もうひとつセッションを回って昼ご飯をどうしようかと思っていたのですが,どうも大きなホールで講演(luncheonなんとか)のようなものがあるらしいのでちょっと見に行くことにしました.すると.McFadden講演のあったホールにランチの準備がされていました.というわけで,講演を聴きながらHiltonのランチを食べてしまいましたよ.いやーんまかったです.デザートのチーズケーキを食べきれなかったのが残念でした.しかも,出席者数に比べて用意されたランチが多すぎたので,もったいないなあ,タッパーに入れてもって帰りたいくらいや,と思っておりました.肝心の講演はあいかわらずあんまり分かりませんでした.あーいかん. そのあと,セッションをもひとつみて,フィッシャマンズワーフに出かけて,あざらしを眺めて,アルカトラズ島を眺めて,でっかいサンドイッチを食べて帰って寝ました.E先生の機嫌を損ねるところでした.損ねたような気もしますが……まあいいか.しょうがないっすよ.クラムチャウダーおいしかったし.しかしサンドイッチでかすぎ.
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