ある大学院生の日記

2003年04月24日(木) FreemanとInternet

RAだったので,文献リストの草稿を作ってコピーしたり,あしたのテキストを読んだりしていました.進まないけど.

そういえば,NBERのメーリングリストというのを使っているのですが,そこで面白そうな論文を見つけたのでDigestだけ読んでみました.Richard Freeman の「The Labor Market in the New Information Economy」という論文です(置き場ダイジェスト).「インターネットで働く人への需要が増え,コンピュータがより広範に利用されることで,そういったひとたちの賃金が上がるとともに労働時間も増えた」という内容だそうです(なんといっても本文を読んでいない).Digestによると,Freemanの推計では,インターネットやコンピュータを使って働くひとはそうでない人に比べて5〜6%も労働時間が長いんだそうです.で,インターネットを使って働く人は,コンピュータを使うけれどもインターネットを使わない人よりも労働時間が4%も長いんだと.しかも,Freemanがいうには,家で仕事用のメールをチェックしたり返信したり,その他仕事を持ち帰ることを考慮すれば.実際の時間はもっと長いのではないかと.しかし週に2時間から3時間はニュースサイトやアダルトサイトにまでネットサーフィンしているではないか,という当然予想される反論に対して,Freemanはこのように書いているんだそうですよ.


Yet it is plausible, Freeman writes, that personal use of the Internet at the workplace simply substitutes for other forms of leisure on the job, such as a coffee break or lunchtime, or other "downtime."
仕事場におけるインターネットの私的利用は,単に,仕事上の他の形態での休憩,コーヒーブレイクや「中断時間」を代替しているに過ぎない.

………….どうなんでしょうね.休んでいるのがばれにくい分,代替以上に時間を取ってると思うんですが.コーヒーブレイクのときにサイトの情報を交換したりしてたら,代替どころか補完関係にすらあるのではないか,なんて思うんですが.は.自分のことをみんなにあてはめてはいけませんね.すいませんねスチャラカ会社員だったもんで.


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