ある大学院生の日記

2002年08月21日(水) あ〜夏休み〜

台風13号はたいへんなことになりましたな.東京圏に住んでいる限りでは,発作的に驟雨が降ったり,大雨洪水警報が出たり,青梅以遠の青梅線が止まったりしたくらいでしたが.しかし困ったことに,これによって小笠原海運のいくつかの便が欠航になってしまったのですな.東海汽船もいくつか欠航が出たようですが.ま,だからどうしたてなもんですが(泣).

っちゅうことで,金曜日から全般的にぼぉっとした生活を続けておりますです.いくつかの修正を加えた原稿はやっつけ気味に送付しちゃいましたし(いいのか?).週初からとりあえず,MaCurdy, Thomas, David Green and Harry Paarsch [1990] "Assessing empirical approaches for analyzing taxes and labor supply" Journal of Human Resources, 25(3), 415-490 に取り組んでいるのですが,2日経っても半分くらいしか読めておりません.っていうかどういうこと?(←頭悪そうな表現ですね)ええと,Piecewise linear budget constraintを考えたときの労働供給関数の推定についてなんですが,Hausmanらの方法では,粗補償代替(?)効果が必ず正になるという係数制約が統計的に置かれてしまうので,あんまりよくない,と.なんで,そこらへんを連続で近似してやって推定してやろうじゃないかと,という話なんですがね.この「係数制約が置かれてしまう」というあたりの論理展開がどうもよくわからんのですな.ある種の係数制約が導かれるのは分かるんですが,それはそういう点が存在する,というとこまでしか証明できておらんわけなのですよ実際のところ.とはいっても,この方法だけじゃなあ,という説得性はありますし,おそらくはこれで証明になってるんでしょう.Neweyなどはノンパラな推定も提案しているようですが.できっこないってそんなの私の能力じゃ.うーむ.

貯蓄の論文も書き直さなならんし,関連するサーベイも読まなならんし.とはおもっているのですがどうにもこうにも頭が働きませんなあ.いやはや.

っちゅうことで,通院開始分析の理論モデルを考えていたんですが,連続時間にして待ち時間についての分布を求めちゃえ求まるだろう,と,Lancaster [1990] ch.6.あたりをよんで考えていたんですが,どうもうまくいかない,か,えらい面倒なことになりそうな予感です.やっぱし,出来事がポアソン分布でやってくるというのは強いですなあ.Dixitの不確実性下の投資のモデル(1989, JPE)を読み替えるくらいでどうにかなるかと思ったのですが,状態が3つあるのでそう簡単にはいかないようで.しかも,Dixitのを読み替えようと思っても,これは待ち時間には興味がないんですよねえ.うーん.参っちゃいますよねえ.だれかいいアイディアがあったら教えてください.

具体的にはですね,病状がランダムウォーク(連続ならウィーナー過程ですが)してるときに,上限と下限を用意しといて,上限に当たったら回復,下限に当たったら通院開始,という具合にしたいんです.それだけなら簡単でしょうが,下限が通院開始の固定費用とかそういう感じのもので内生的に決まってほしいんですな.当然,経済モデルなんで,どっかに下限に当たったら通院開始,というのを最適化問題として定式化する必要があるわけです.予想としては,ランダムウォークだと待ち時間が指数分布に従っちゃいそうなので,それが対数正規とか対数ロジスティックに従ってくれるととっても嬉しいんですがねえ.


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