ある大学院生の日記

2002年07月28日(日) 尾瀬ツアー2日目

宿は相部屋なので他人がうるさく寝ていても強くはいえないのだが,それも気にしないくらい熟睡した.日の出とともに起き,日の入りとともに寝る生活というのを始めてした次の日は日の出とともに起きることができる.相方くんは「三条の滝を見るのだ」といって4時半ごろに出かけていったので,それを確認してから再びちょこっと寝て5時過ぎに起きる.山小屋の朝は早い.ごぞごぞと動く人がだんだん多くなり,横になっていると人が廊下をうろうろするのがわかる.5時半ごろには部屋の人たちもおおむね起きたので,布団をたたんで(山小屋で布団で1人1畳も占拠できるなんて!),相方くんの帰りを待ってぼーっと過ごす.ぼーっとしているがなかなか帰ってこないので気を揉んでいると6時過ぎにやっと帰ってきた.すごかったらしい.いけばよかった.

朝ご飯は交代制なので2回目にあたる.食堂に行くとNHKのラジオ体操をやっていた.これまで生きてきて,ラジオ体操がこんなに朝遅いとおもったのは初めてだ.ご飯をばくばくと食べ,チョコレートを買って,ちょっと見た目怖そうな山荘のおじさんに挨拶をして尾瀬沼に向かう.まずは昨日の最後の行程を逆にたどって見晴にいき,そこから左に折れて尾瀬沼へのルートを取る.尾瀬沼へのルートは見晴から約2時間だが,地図を見る限りそれほど登るわけでもない.が,全体として尾瀬ヶ原のほうが尾瀬沼よりも標高が低いから,やはりやや登り気味のルートが続く.昨日の疲れと,相方くんは朝の疲れのために,休み休み進む.笹の生い茂ったふつうの山道だが,小川が多い.湧き水も多いようだ.尾瀬沼の手前に「沼尻そばや」というそば屋があったので,なにか食べようと思って休む.10時過ぎだったのでそばをたべるのもどうか,とおもって,はっとう,というおやつを食べた.「そば粉を良く練って延ばし、菱形や丸く切ったものを茹でたものに、じゅうねんやキナコをつけて食べ」るものだった.もちほどのびないがねとっとして,ゴマの風味がよくてなかなかおいしいものだった.そこからしばらく歩くと第二長蔵小屋に着く.ここで燧ケ岳を眺め,尾瀬沼を眺め,水を補給し,ぼけーっとする.晴れていて風がきもちよい.

第二長蔵小屋からは尾瀬沼を反時計回りに回る.同じ尾瀬といっても尾瀬ヶ原と尾瀬沼ではけっこう使う体力が違う.尾瀬沼周りもたしかに道は整備されているのだが,起伏がちょこちょことあるので,尾瀬ヶ原と同じ発想で歩き始めるとやや疲れる.ときどき振り返ると,尾瀬沼の向こうに燧ケ岳が青空に映え,非常に美しい.半時間ばかし歩くと三平下に着く.三平下は大清水から尾瀬に入るときに通るポイントなので,着いたばかりの人たちが弁当を食べたりしている.

三平下から三平峠を通って大清水に向かう.三平下から三平峠が最後の登りで15分ほどで峠に着く.そのまま一の瀬休憩所まで下り,休憩所でキュウリを食べる.冷えていておいしかった.一の瀬休憩所から大清水までは,整備された道なのだが,この50分の旅程が単純できつかった.ゆるやかな下りがぼけーっと続くだけなのだが,ひざはかなり疲れてきているのでこの下りがかなりしんどい.とはいえ,なにも考えなくていいのはらくといえばらくだ.大清水で,昨日来気になっていた花豆ジェラートを食べ,お昼ご飯としてヤマメの塩焼きと山菜のてんぷらを食べて,そこからバスで帰ってきた.赤城〜渋川伊香保という考えられないところで事故渋滞があったのにちゃんと8時に新宿にバスを到着させたJTBはやっぱしすごい.


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