ある大学院生の日記

2002年07月27日(土) 尾瀬ツアー1日目

1泊目は車中泊なのだが,夜行用のバスではないので狭くて寝るどころではない.しかも荷物を抱えて座る羽目になったのでこの負担が腿にかかる.11時半に新宿発,4時半鳩待峠着のはずだったが,尾瀬戸倉〜鳩待峠間が台風でバスが通れなくなってしまったために戸倉でタクシーに乗換えらしい.さらに睡眠時間が減る.と思っていたら,練馬インターに入る前に寝てしまった.関越道上里SAで水を調達して再び寝る.


バスが止まって人の動きがする,とおもったら,尾瀬戸倉に着いていた.まいたけおにぎりをもらってタクシーというか,ワゴンに乗り換える.尾瀬はやはり観光地なのでこのような状況ではタクシー待ちがかなりのものになる可能性は高いが,それを見越して早めに戸倉に着いたJTBはえらい.あたりはまだ暗い.鳩待峠までの道には午前4時にならないと開かない門があるので,そこでしばらく待ってから鳩待に入る.車から降りるとやや辺りが明るくなってきている.そそくさと着替えていたら,いつのまにかやたらたくさんのひとがうろうろしていた.


鳩待から直接山の鼻に降りるルートもあるのだが,早く着いたこともあるので,至仏山に登る.登り始めてまもなく日が昇る.やや眠いが最初のうちは着々と進む.汗はでるが風が涼しい.しかし尾瀬とはぜんぜん関係ないようなふつうの登山である.途中で朝食を取りつつ,小至仏山に到着するころにはもうへろへろだった.とりあえず小至仏でしばらく寝る.笠が岳のほうは晴れていてよく見えるが,尾瀬が原・燧ヶ岳のほうは霧が沈んでいてよく見えない.が,それどころではなく寝る.食べて寝ているうちにやや元気になってきたので,気を取り直して至仏山に登る.稜線は石がごろごろしていてかなり歩きにくい.しかし小一時間もあるくと至仏山に着く.相変わらず尾瀬ヶ原方面は霞んでいるが,会津駒ケ岳やら白根山やらが遠くに見えて眺めはすこぶるよい.至仏山頂にはすでにかなりのひとが到着していて,朝ご飯を食べたり,写真を撮ったりしている.


至仏山でぼけーっとしているうちに元気になってきたので,下山して尾瀬ヶ原に向かう.下りの2時間のルートなのだが,これがしんどかった.最初のうちは木道が整備されていたのでらくちんだったのだが,高天ヶ原を過ぎた辺りから蛇紋岩がゴロゴロした道になり,一歩一歩がかなり慎重になる.途中数回休んだものの,山の鼻につくころには膝ががくがくだし,眠いし,地図にある清水は見つけられないし,ですっかり不機嫌になってしまった.


山の鼻の休憩所についたときには10時過ぎだったのだが,とりあえずしばらく寝て,ちょこちょこと食べてから尾瀬ヶ原を横切って宿に向かう.尾瀬ヶ原はニッコウキスゲの季節も終盤に近づき,ただの湿原がひろがっていた.たしかにこれぞっというものはないが,まあそれはそれでよいものだとおもう.もちろん,至仏山のルート上のように風はそれほど涼しくないし,どちらかというとややじめっとしているが,それでも都会に比べれば雲泥の差できもちよい.尾瀬ヶ原は木道が整備されているので歩きやすいし,ぜんぜんつらくない.はずなのだが,下山ですっかり足にきていたのでへにょへにょだった.時間帯のせいか,尾瀬ヶ原に人はそれほどおおくなく,歩くにはまったくもってよい状況だった.


見晴についたら午後1時を回っていたので山菜そばを食べて再びちょこっと寝る.こんなところで山菜そばなんぞ食べることができるという辺りがさすが観光地だとおもう.ついでにドーナツを食べてから宿へ向かう.宿は元湯山荘で,平滑の滝・三条の滝の入り口に当たる.2時過ぎには宿に着いたので,ふたたびぼけーっとする.当初の予定では,荷物を置いて三条の滝にいくことも考えていたのだが,あまりに疲れていたのでそのまま寝る.そのあと,温泉に入ってご飯をたべてすぐに寝た.こんなところで温泉に入れるありがたさといったら!


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