どうしても読まなければならない論文があって,企業税制が企業行動に与える効果を,制度の細部をかなり取り込んだ形で定式化して解析的に分析するという,本来ならとーっても興味深いであろうところのものなのだが,どうにもこうにも面白くなくて,けっきょく終日とりくむことになってしまった.やっぱりそんなに面白くなかった気がする.なんでなんだろうか?
サバイバル分析の定式化を,確率過程を使って個人の最適化行動で基礎付けできるような気がする.サーチモデルの応用になるのかもしれないが,確率過程論でいうところの待ち時間分布というやつである.しかしよく考えれば,ハザードレートにしたがって状態が変化するんだから,少なくとも理論的に自然な仮定から対数正規分布とか対数ロジスティック分布を出すのはしんどいかもしれない.モデルとしては指数分布を出しておいて,一般化としてワイブル分布くらいにもってくるしかないのかなあ? ううむ.なやましい.
うかつにも(でもないのだが),Stata講習会を開くことになりそうだ.あんなの,ちょこちょこいじってればなんとでもなるとおもうのだが.まあそうはいってもなあ,なので.ううむ.
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