ある大学院生の日記

2002年04月22日(月) MCMC

というわけで,MCMCである.日本語でMCMCを使ったものはどんなのがあるのだろうか,とおもっていたら,粕谷宗久・真木和彦[2001]「物価変動の転換点予測について」日本銀行調査統計局WPというのがあった.テーマ自体はよくわからんのだが,とりあえずイントロだけよんでみたところ,Duration分析も用いているようだ(そんなに難しいものではないようだが).ううむ.すごい.おそるべし数学科.

ちなみにMCMCは,駒下の弁当屋のことではない.念のため.

非常にねむいなあ,とおもいつつ,Lazear, Edward P., [1979] "Why is there mandatory retirement?" Journal of Political Economy, 87(6), 1261-84 を半分ばかり読んだ.たしかに,Becker and StiglerのJournal of Legal Studiesのに比べると(Web上になかったので読んでない)きっとめんどうな設定になっていて(会社側もcheatできるとか),さらに実証分析までついている(らしい)ところが,モデルの骨子をやや捕らえづらくしているのかもしれないけど,それはそれで一般化もできているのでしょうがないような気がする.たしかに,年功賃金が右上がりだ,ということしか言ってないし,Becker and Stiglerを特殊ケースとして含むことにはなるんだけど.

あまりに眠くて,Durationの論文まで届かなかった.しまった.あしたはデータの整理だっ.


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