| 2002年04月20日(土) |
呼ばれるのがいやならならなきゃいいじゃん. |
4月末から5月初旬にかけての祝日のかたまりをいかに過ごすか,というのは,けっこうな問題なんだろうと思う.夏休みのフレックス化が進んでいる一方で,ここの連休らしきものは国民の祝日のために日程が変わることがなく,それゆえ,どこにいってもヒトだらけ,となりがちだからである.その点,趣味やスポーツのクラブに所属していると,選択肢が非常に限られ,限られるどころかほとんど義務として行き先が決定することすらある.多すぎる自由は却って苦痛なのではないか,と思っているので,選択肢が減って考える手間が省ける,というのはよろしいことである.やはり,情報を集める手間,判断する気力体力時の運,などを考慮しない経済学は……とおもったりしていたのだが,やっぱり,ほとんど強制的に行き先が決まるとやっぱりそれはそれでつまらん.板垣死すとも自由は死せず,と言われたのはいつの時代であろうか.降る雪や明治は遠くなりにけり,と中村草田男が詠んだのもムベナルかなである(全然関係ない).
というわけで,ゴールデンウィーク前半は,長野県の高原にお出かけです.ふぅ.
それはそれとして,今年度はまた結婚ラッシュとなりそうな雰囲気である.聞いた限りでは,僕の周りでも5本の指に余ることはないくらいの勢いだ.土屋賢二は「結婚は慎重に決めるべきである.慎重すぎて慎重すぎるということはない.相手が見つかるということはまだ慎重さが足りないということだ」というようなことを書いていたが,まったくそのとおりである.座右の銘にしよう.
まあそうはいっても,会社の同期だと2つ上のやつもたくさんいるし,そうすると三十路の声を聞くこととなり,やっぱりむむむ,とおもって拙速を尊ぶこともあるのであろうか.よくわからんけど. 結婚といえば,既婚者!と呼ばれるのを嫌う人種が世の中にはいるらしく,独身のような顔をして遊び呆けるのを旨としているためではないかと拝察される.授業中に指輪をもてあそんで落っことしてしまったひともいるくらいだし(いいのかこんなこと書いて).そういえば,いつぞやは既婚者既婚者!とからかっていたら,「そんなふうによばないでください」と,小学校の学級集会で男子を糾弾する女子学級委員のような顔で注意されてしまった.呼ばれたくなかったら結婚しなきゃいいじゃん,と至極正しい反論をしようと思ったが,「女性は男性を注意するために存在する」という万古不易の定理を思い出したので黙っておいた.
しかし,正しいことを(あるいは本人が正しいと信じていることを)正しい顔で正しく述べるヒトを見ると,非常ないらいらを感じるか,あるいは吹き出してしまうのはなんでだろう?
|