チョコレートもプリンも好きです。
でも、もっと好きなのは、あたしをメロメロに甘やかしてくれる人です。
幼い頃から、両親に甘やかされた記憶がない。
ひとりっこだから、甘やかされてきたんでしょう、とよく言われるけれど、そんなこたあない。
むしろ、母親には
「ひとりっこなんだから、将来一人になっても生きていけるようにしっかりしなさい」
と厳しく(過保護ではあったけれど)育てられ、べったり甘えさせてもらった記憶は皆無だ。
一番甘えたい盛りの5、6歳の頃には父が入院したため、半年余り親戚に預けられ、ほとんどかまってもらえない淋しい環境だったり、「甘える」=「罪悪」と言う図式が身に染み付いてきたから、どうにもこうにも甘えベタなまま生きてきた。
人との距離の取り方も、いまいちうまくつかめなくて、どこまで踏み込んでいいのか、どこまで己を開いていいのか、全くわからず、そのことでいろんな人を傷つけたり、遠のけたりしてきてしまった。
常に、身近な人たちから、
「強くあれ、弱音を吐くな」
と言われつづけてきたから、強い振りをして生きてきたけれど。
もう限界だなあ。
ありのままの自分はそんなに悪いものなのかなあ。
そんなに強くもないし、強くもなれないよ。
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