先日異動したK嬢の補充要員で、やってくるのは3*才独身♀という、実にそれだけでも濃いキャラで、本人を見る前から、あれこれ噂が飛び交って、まあ、あらゆる面で期待しないようにしよう、と言うのが暗黙の了解になっていたのだけれど。
あたしの公休日が彼女の初出勤で、翌日、遭遇した人々に様子を尋ねると、一様にして返ってくるのは、
「相当テンション高いです」
マジで?
今現在のうちの部門のメンバーって言うのは、かなりのローテンションで、そこに投じられた一石が、まさかそんな人だとは。
「何しろ、初日だって言うのに、あたしのことあだ名で呼びましたよ?」
「人見知りなんてぜんっぜんしないタイプですよ」
「中でも一番驚いたのはバイトのS君が言われたひとことです」
あたしのマイは非通知です。