たまに××したり。
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2005年10月04日(火) いのち。

我が家にはミドリフグがいる。2年前のクリスマス、息子にねだられて飼うことになったものだ。あたしは世話は一切しない、と言う約束で。
汽水で飼わなければならないこの子達を、本当は、塩の濃度やらなにやらをきちんと管理して飼わなければならなかったのだろうが、そこはズボラな我が家のこと、テキトーに塩を入れ、水で薄め、といった実に乱暴な飼い方をしている。
最初の頃はフグたちのエサを食べる様がかわいらしくて、嬉々としてエサやりをしていた息子だったが、いつしか段々とエサをやり忘れたり、結局あたしがえさを与えることになる。
水槽の水替えも、夫がやることになっていたのだが、仕事が忙しい、とか、疲れたからまた来週、とか言って、2週間に1度の水替えが1ヶ月になり、2ヶ月になり、いつ替えたんだっけ?状態。最初の方は水槽がやたらと濁ったのだが、近頃は全く濁らず、綺麗な状態を保っているので、まあ、そのままでも不都合はないので良いのだが。

それにしても、ここ最近、息子は友達と遊ぶのに忙しくて、エサをちっともやらず、あたしにしたって慌しくて、ついうっかり、なんてこともあり、気が付くと、ぷっくりしていたはずのお腹がぺったんこになっているくらいげっそりとやせたフグたちが。
慌ててエサやりを忘れないように気をつけていたのだが、ここ数日、自分自身が体調が悪くて、それどころではなかったので、息子にエサをやっているか確認するだけにとどめておいたのだが、今朝、何気なく水槽を見ると、1匹が水槽の底で動かなくなっている。死んだら金魚のように浮いてくるのかと思っていたから、寝ているのか、と思ってじっと見つめてみたのだが、呼吸している様子が全くない。
水槽から取り出すと、やっぱり死んでおり、3センチほどの身体はたったそれだけの大きさなのに、ずいぶんとずっしりと重さを感じた。あたしはフグ1匹の命がなくなってしまったことで、とても重い気持ちになってしまった。
学校から帰った息子はがっかりするだろうか。
カブトムシやクワガタムシも飼っているのだが、死ぬたびに庭に埋めていく。生き物はいつか死んでいく、と言うことをごくごく当たり前に思っているところがあって、その重さまで思いが至ってないのでは、と少し心配になるのだが。


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うらら |あばら家足跡恋文

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