たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年06月01日(火) デビュー。

あたしの子ども達が通う小学校は6年間毎朝登校班で学校に通う。
小学校の付近は見通しの悪いカーブがあったり、交通量が多かったり、子ども達が横断するのに危険であることから、旗当番なるものがある。毎朝交替で要所要所に旗を持って立ち、子ども達の横断を補助するのだ。

正直めんどくさい、と思っていた。月に1回程度順番が回ってくるのだが、子ども達が登校する時間に合わせて立つ、と言うことはそれ以前に自分が支度して出かけなければならない、と言うことだ。朝、めっぽう弱いあたしは毎朝子ども達を送り出すのも精一杯なのだ。
今までは息子が小さい、と言う理由で免除してもらっていたのだが、今年から息子も入学し、断わる理由もなく、当番に加わることになった。

初めてのことには弱いあたしは、前日から緊張し、時間に間に合わなかったらどうしよう、とか、一足先にあたしが出かけた後、子ども達はきちんと出かけられるだろうか、とか、心配で心配で仕方なかったためか、朝5時半に目を覚ます。
雨戸を開けると外は雨。
マジすか?初めての旗当番が雨とはなんてラッキーなのであろう。レインコートがあった方がいい、と思ったものの、そんなもの、娘の幼稚園の送り迎えのころに着て以来、何年も着ていず、どこへしまったことやら、と朝からごそごそ探しものをする羽目になる。
何とか無事見つけ、後は出かけるだけ、となると、今度は時間が気になってそわそわ。そこへ、いっしょに当番をするお母さんが気をつかって電話をかけてきてくれた。
ドキドキしながら旗を持ち、出かける。
ここに立って、子ども達をこうやって渡すんですよ、と簡単な説明を受け、子ども達がやってくるのを待った。
ひとつ目の班がやってきた。

「おはよう」

声をかけると

「おはようございます」

元気に返事が返ってくる。
ひとつ、また、ひとつ、とやってくる登校班の子達に声をかけながらクルマを止めたり、注意を促したり。
無事に全ての班が登校を終え、当番は終わった。

朝から挨拶を交わす、と言うのは気持ちのいいものだ。
あれほどめんどくさいと思っていた旗当番だが、やってみると意外と楽しいものだと思った。
今まであまり気にとめていなかったけれど、こんな風に子ども達は地域の人に守られて育っているんだな、と実感した。


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