人間関係があって、そこに相手に対する何らかの期待があったとする。
こうしてくれたらよいのに。
こうして欲しい。
そう言うのが高じて不満になり、関係がネガティブな方向に向かってしまう。
期待をするのは悪くない。何にも期待されないことほどさびしいことはないと思う。
だけど、期待しない=あきらめる、ではない。
例えばあたしは子ども達には期待していない。
学校でよい成績をとってきて欲しいとか、そういったことは1度も思ったことがない。それは見捨てているとかあきらめているとか、そう言うことではない。
子ども達が勉強ができようができまいが、あたしの子ども達に対する愛情は何ら変わらない。
親心として、勉強はできないよりはできた方がいい、しないよりはしたほうがいい、と思うくらいで、何が何でも100点を取ってきて欲しい、とは思わない。
ありのままを受け入れているということだ。
だったら、子どもに限らず、全てにおいて何かを期待してそれに裏切られる、そう言う自分勝手な理想を思い描くのはやめたほうがよいのではないか。
自分の思うようにならないからとそのことでストレスを抱え、苦しむのははたから見たら滑稽だろう。
その辺の駄々をこねる幼児と何ら変わらない。
何もかもを支配しようなんて思い上がりもいいところ、傲慢以外の何ものでもない。
自分に与えられたことをきっちりとやる。あくまでもポジティブに相手に提案できる関係を作り上げてこその信頼関係なのだろう。
毎年、これくらいの時期になるとどうもナイーブというか、つまらんことをうだうだと考えるようです。
秋はセンチメンタル。もうすぐまたひとつ大人になります。
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