今日は息子の幼稚園の遠足だった。
去年まではバスに乗って行っていたのだが、園児の数が増えたことで何かと支障があるのか、今年は電車で30分余りかかるK公園と言う公園に現地集合、現地解散と言う親にとっては実に大変な遠足になった。
だいたい、その公園と言うのはとにかく広い所で、アスレチックやせせらぎ広場があるけど、本当にただの公園。同じような公園なら、わざわざ電車に乗っていかなくても・・・と言うのが親の気持ち。
何はともあれ、駅までの道のりをひたすら歩く。
大人ひとりで歩くと15分ほどの道のり。子どもを連れて行ったら、30分もあれば余裕かな、と思いきや、30分以上かかって駅に到着。やれやれ、と電車に乗る。
30分ほどの乗車時間が、えらく長く感じる。しかも一緒に乗ったのは、あたしの苦手なお母さん。ここですでに精神的疲労が・・・。
現地に着くと子ども達は広い公園で大はしゃぎ。
そうだよね、子どもは何もなくてもこう言う広い所で走り回るだけでも嬉しいんだよね。
青空の下でハンカチ落としやら手つなぎ鬼やらをやって、思い切り走り回ったあとは木陰でお弁当タイム。
よそのお母さんの手の込んだお弁当を見ておのれの手抜き加減を恥じたりもして。
思い切り体を動かして、フラフラになって、ふと思った。
こうして一緒に遠足にくるのはこれが最後だ。
準備がめんどくさいとか、お母さん同士の付き合いが厄介だとか言っても、これでもうそう言ったものからは解放される。
それはそれでほっとする反面、やはり、ある種の寂しさはぬぐえない。
「手はかかるけどね、一番かわいい時期なのよ」
先輩ママたちから折に触れ言われる言葉が、今日ほど身にしみたことはなかった。
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