たまに××したり。
INDEX|これまで。|それから。
我が家のおひな様は7段飾りである。でかい。8畳の和室の3分の1を占めるそいつを毎年ひとりで出し、ひとりでしまう、その作業がなんともありがた迷惑であり、毎年2月も終わりに近付くとそこはかとなく憂鬱な気分になる。 ひな祭りが終わったらさっさと片付けたい所、おばばの誕生日が3月の5日であるがゆえ、 「私の誕生日までは出しておいてよ」 と言う本人からのリクエストにより、たとえ、翌日、あたしが公休日であり、どんなに天気がよく、しまうのにはうってつけだとしても、しまうことができず、たいていそのあとしばらく天気が崩れたりして、毎年しまうのはとんでもない日になったりするのだ。
ちなみに5月の端午の節句は、夫の子供のころの古びた武者人形を飾り、これまたいまどき珍しい大きな鯉のぼりをあげる。これまた長男である息子の誕生がよほど嬉しかったのか、おばばが大奮発したものだ。 武者人形の担当はおばば、鯉のぼりの担当は夫である。 人形に至ってはぼろぼろで、説明書なんてもんはなく、おばばがカンで組み立てる。 鯉のぼりに至っては大きな支柱を庭に埋め込まないといけないので、夫が毎年苦労して組み立てる。 ひな人形と違い、あたしは何もしなくて気が楽か、と言うと、毎日強風にあおられる吹き流しが2階の物干し竿に絡まるのと戦い、朝晩、おばばが気が向かない日にロープを手繰って鯉のぼりをあげたり下ろしたり、と言う作業が待っている。 なんにしろ、めんどくさいのである。
まあ、こういう行事も子ども達が大きくなったら自然としなくなっていくのだろうし、それまではがんばって飾り付けるのもいい思い出になるのかもしれない。
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