たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年03月01日(土) 理想の男性像はあくまでもサンジです。

子どもの頃、あたしは生活面では非常に過保護に育てられた。
当時、通りに面したところにある我が家では、自転車は危ない、と言う理由で買ってもらえず、とうとう乗ることができないまま大人になってしまった。


小学校5年生まで、お湯ひとつ沸かしたこともなく、ラップも切ったことがなかった。
家庭科の初めての調理実習で、目玉焼きを作ったのだが、皿に盛ろうとフライパンからフライ返しですくおうとして、ひっくり返し、両面焼いてしまった。
「それでも女かよ」
と、当時、オカマと呼ばれていた泣き虫でおよそ男らしさのかけらのない男子から言われて、傷ついたのはいまだに癒されない傷跡となっている。(大げさ)


そんなあたしだって今じゃあ、クルマも乗るし、過去には教習していたこともある。
料理だって、一応料理教室に通って、出汁のとり方から、野菜の切り方まで、基本は一通り学んできたし、レシピがあればそれなりの料理は作ることはできる。


が、やっぱり家事は苦手。らしい。


年に何回か、イベントがあるたびに、惣菜応援と言うのがあるのだが、今日はひな祭りに備え、例によって、寿司応援。
スケジュール見るときっかり2時間ずつ応援が入ってるじゃん。
「今日は何をするの?」
朝早出して応援に入っていたみぽりんが戻ってきたので聞くと、

「今日は手巻き寿司ですよ。それもね、誰も指示してくれないんです。売り場の商品見て足りないのを自分で作るんですよ」

マジですか?
どうやって作るのかも詳細は聞かされないまま作業場に行く。
へえ。。。手巻き寿司の海苔はあらかじめもうくるって巻いてあるんだ。そこに寿司飯をつめて、具を入れるのねえ。。。などと感心してる場合ではない。
どのくらい寿司飯をつめる、とか、具はどこに入れる、とか、全く教えてもらえないじゃん。
仕方なく、売り場にある商品の数をチェックするついでに出来上がりの状態を見てくる。
みようみまねで黙々と作る。
えーん、、、やだよお、、、うまくできないよお、、、と心の中でつぶやきながら作業を続ける。
何とか作って売り場にもって行く。
こんな不細工な寿司、売り場に並べてよいのだろうか。

そうこうするうちに、あたしの作った寿司が不細工だからなのかどうなのか、補充する商品もなくなってきた。
「じゃあ今度はエビの殻むきをしてください」
ゆでられた冷凍エビの殻をむきむきし、開いて並べていく。これならあたしでも大丈夫、と楽しんでやっていたら、やっぱり惣菜の人は早いこと早いこと。あたしなりに早いと思ったのに、全然追いつけない。
あっという間にエビの殻むきは終わり、再び手巻き寿司作りに戻る。
売り場を見に行くと、納豆巻きとネギトロがなくなっている。
急いでつめつめしてチューブに入った具を絞りいれる。納豆の糸が切れないし。
エビの殻むくのは楽しかったけど、寿司を作るのはちっとも楽しくない。


先日あたしの理想は料理ができて強い男、「ワンピース」のサンジだ、と言う話をしたら、某Kトー君に、
「あんた、家事嫌いでしょ?」
と言われましたが、否定できません。ええ。

ほんと、家にいるよりも仕事してる時のほうが掃除したり、調理したり、家事らしいことばかりしてます。
だから家に帰ると何もする気がしなくなるのねえ。。。納得。








・・・何か間違ってる気が。


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うらら |あばら家足跡恋文

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