たまに××したり。
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2003年02月28日(金) |
どこまでもどこまでもどこまでも。 |
昔、心理学に異常に興味があった。なんでか。 目に見えない、形のない人の心と言うものを、分析し、分類し、説明できないことを説明していく。全てのものごとには原因がある、と言うことを定義づけていくのがおもしろかったからなのかもしれない。 カウンセラーになりたいな、と思ったこともあった。 実際、昔から人に何か相談を持ち掛けられたり、相談とまでは行かないが、悩みを打ち明けられたり、と言うことが往々にしてある。 誰かの役に立つのなら、と好んで話を聞いてきた。 具体的にアドバイスしたり、その結果が良いほうに行けばある種の達成感があり、人の役に立つ自分、と言う自己満足があり。
高校生の頃、友達関係についての相談を受けた。 親身になるうちにあまりにも相手の感情に同化しすぎてしまい、相手の暗い感情の中に引きずり込まれそうになった。 いつしか相手の悩みが自分の悩みのように感じられるようになり、その人のマイナス感情に共鳴してしまいそうになって怖くなった。 それ以来、できるだけ相談は引き受けないことにした。 特に自分が精神的に弱っている時はなおさらだ。弱った精神は弱った精神と簡単に共鳴してしまう。共鳴した感情はマイナスの力が増幅され、想像以上につらい精神状況になってしまう。
人の話をきくのは簡単だ。 その悩みの原因を見つけるのも当事者でないがゆえに簡単に見つけることもできる。 カウンセリングの基本は相手の話を聞くことだ。ただ聞く。どこまでもどこまでも相手が自分の内面を見つめてつむぎだす言葉をただ聞く。 そしてその人の内面にある答えを引き出す手助けをすることだ。実際にこうしたら?などというアドバイスはおこがましい、思い上がりだ。できていたら相談などしないのだから。
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