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| 2002年12月06日(金) | がんばれ、みぽりん。 |
いくら態度がでかくても、一応新入社員のみぽりん。一部、｢貧乳社員｣という愛称で呼ばれることがあっても、くじけることなく腹黒さを発揮し、仕事に励む２３歳。
うちの店はレジ操作のミスに非常に厳しい。打ち間違えて、きちんと打ち直しても、打ち違い報告書と言ういやな書類がやってきて、なぜ、そのようなミスをしたのか、今後そのようなミスを犯さないためにはどうすればよいのかを文章にして上長の印鑑をもらわなければならない。それも直属の上長から場合によっては店長までの印鑑をもらわなければならないのだから、別名スタンプラリーと言われている。
で、みぽりんのところにもその書類がやってきた。結果的には金銭のやり取りに問題はないのだが、処理の仕方が違ったために実際の金銭授受との間に差額が出てしまったのだ。そうなると違算報告書、と名前が変わる。
レジ登録で違算を出すと言うことはとんでもないミスであるため、それはものすごく怒られる。
たまたまみぽりんが休みの日に報告書がやってきて、ゆーじくんがみぽりんの携帯に電話をかける。
｢そう言うことだから、明日きちんと処理するようにね｣
と言う電話だったのだが、なにやら無神経であるゆーじくんはその話の最中にずいぶんとひどい言い方をしたらしい。
｢あたし、電話もらったとき、川崎で福山雅治の写真展見てたんですよ。そしたら、電話がかかってきて、『ちょっと売り場作りとか任されて、それがうまくできるからって､調子に乗るな』とか言われちゃったんですよ」
なるほど。
｢普段は売り場変えが早くできてすごいとか誉めてくれてたのに、ミスったことと関係なく責められて、なんかすごく悲しくなって」
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