たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2002年07月06日(土) 犬も食わない。

疲れがたまってきて、体調もあまりよくなくて、そうすると物事もいろいろとうまくいかなくなったりして、そのことで精神的にあまり良い状態とはいえないようなとき、そう言う時って言うのは、周りの人にはできればなんとなく察して欲しい、と思うのはわがままだったり、こちらの勝手だったりするのでしょうが、それでも。

例えば、いつもより1時間早い出勤時間で、あわただしく支度をしているときに、出かける時刻はとうに告げ、送ってくれるというので、こちらはそれなりの心積もりでいて、出かける時刻が近づいてきているというのに、全く出かける準備が整っておらず、それなら送ってくれなくても良いから、のんびりしていれば良いじゃない、と言ったにも関わらず、なおも送るというので、支度しながら待っていると、その支度のジャマになるようなことばかりされ、あげく、あまりのジャマさ加減、はかどらない支度に痺れを切らして、ついうっかり小言を言えば、他に何も用事がないのにも関わらず、まだのんびりしていたいのをこんなに急いで支度して送ってやってるのに、と言うような嫌味を言われ、こちらとしては頼んだわけではなく、そちらが自主的に送ってくれるというから、それではお願いします、つきましてはこの時間には家を出たいので、それまでには支度してくださいね、と言う申し入れをしただけなのに、そのことでなんでこんな風に言われなくてはならないのだろう、と心底腹が立ち、情けなくなり、もう2度と送ってくれなくても迎えに来てくれなくても結構です、と言い渡し、クルマを降りるときに「さようなら」と言い残し、ドアを閉めると、派手にアクセルの空ぶかしをして走り去る夫を、許せないという想いよりも、やっぱり私が何かいけなかったのだろうか、とそれから仕事の最中も延々と考え続け、悔しくて悔しくて、涙ぐんでしまいそうになって、休憩時間に読んだ本がなぜかそう言う気持ちに拍車をかけて、人知れず涙を流したとしても、それはやっぱり私のわがままでしかないんでしょうか?

いつもなら今から帰ると言う電話をするのも、今日はこちらからはしないで、何も言わずに帰ってやろうかと思ったら、留守電にメッセージが入っていて、どうやら迎えに来ているようなので、店内を探すと子ども達となにやら買い物の最中で、やっぱり腹の虫がおさまらないので、
「お忙しいところ迎えに来ていただいて申し訳ありませんでした」
と言ってやると、
「ただ買い物に来ただけ」
とかぬかしやがる。
むかつくむかつくむかつくので、娘に援護射撃を頼むと快く攻撃。
「今朝のパパは確かに感じ悪かった」
ほ〜っほほほ。
「そうだよね、そうだよね、ママは悪くなかったよね?」
と子どもに同意を求めてる自分も情けなくもあるが、この際攻撃できるのなら、味方は一人でも多いほうがいい。
帰りのクルマの中でも散々攻撃し、反省を促す。もう段々と、どっちが良いとか悪いとかじゃなく、言い負かすことに意義がある状態。
しまいには論点そのものよりも、いかに子どもが味方につくか、と言う低レベルな戦いになり、娘から、
「いつもお仕事がんばってくれてありがとう。いつまでも元気でいてね」
と言う立派な手紙をもらって、あたしの勝利。

きっと、人から見たらくだらないんでしょうな。

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うらら |あばら家足跡恋文

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