たまに××したり。
INDEX|これまで。|それから。
接客業のいやなところは、いわれのないクレームを受けるとき。いや、向こうにはいわれがあるのかも知れんが、こっちには全くもっていわれがないんだから、どうにもならない。 先日のゆーじくんの災難もそうだけど、本日、それは一本の電話から始まる。 外線からの電話は、いったん交換を通してからつながれるのだが、交換から告げられるのは、単にどういう用件でかけてきたか、という短い伝言のみなので、実際に話してみないと、どういう内容なのか全く見当がつかない。 「お客様から、紳士靴に関するお問い合わせです」 と爽やかに取り次がれ、話した相手は。 「2,3日前に、そこで靴買ったんだけど、サイズが合わないんだよ」 「こちらで購入の際には試し履きなされてますか?」 「ああ、履いたよ」 「・・・」 履いたのなら、サイズが合うかどうか納得して買っていったんじゃ?と思ったけど、ぐっとこらえて、 「もしどうしてもサイズが合わないようでしたらお取替えもいたしますけども」 とつい言ってしまう。 「取り替えるったってさあ、今履いてんだよ!それでも取り替えてくれるって言うの?もしそうなら、今からタクシー飛ばしてそっちに行くけどもな?」 いくら返品交換を受け付けるといってもそれは使用前のこと。外で履いてしまった靴を取り替えるというのは、不良品以外には出来ない。これ以上の対処はあたしには出来ないので、急きょ、ゆーじくんに変わってもらう。
それから5分以上、あーでもない、こーでもないとごね、さっき電話で交換してくれると言った、だの、そう言ったのは一体誰だ、だの、ものすごい剣幕で、結果、2,3日中に来店し、さらにごねるらしい。 願わくば、あたしがいないときに来てください、プリーズ。
あたしのマイは非通知です。
|