たまに××したり。
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2002年04月05日(金) |
他人を思いやるということと、自己主張のハザマ。 |
うちの娘は、4歳まで一人っ子だったり、 おばあちゃん子だったりするせいか、 幼稚園のころは傍若無人、という言葉がぴったりの子供で、 母としてはかなり肩身の狭い思いをすることが多く、いじめられる心配よりも、 いじめる心配のほうをしていた。 ことあるごとに、 「自分がされていやなことを人にしてはいけない」 と言い続けてきた。
小学校に入ると、同級生の人数も増えたり、 自分よりも勉強なり、運動なりができる子がたくさんいるということを知ったためか、 幼稚園のころからは想像できないほど、 物静かな子供になった。
幼稚園のころから、友達とうまく遊べないことが多く、 かといって、それをさほど苦にするでもなく、 実にマイペースなところはあたしに似てしまったのかもしれないが、 小学生ともなると、それなりに、悩んだり落ち込んだりもするようで、 たまに学校でのいやなことの愚痴をこぼすようになった。 聞けば、小学校低学年によくありがちな、 男の子の些細ないたずらや、意地悪が原因で、 嫌なこといわれた、とか、 嫌なことされた、とか、 単純なレベルのものばかりなのだが、 話を聞いてると、嫌なことを嫌なままやられっぱなしらしい。 本当はこういうことを言うのは親としてどうか、と思われるのだけれど、 あまりのふがいなさ、いじけぶりに、 「やられたらやり返せばいいじゃん」(さすが腹黒AAA) というと、 「だって、自分がされていやなことは人にしちゃいけないんでしょう?」 と訴えられる。 ああ、そうだね、確かにそう言い続けて来たし、 今の学校の道徳でも、そういう風に教えてるらしい。 間違ってはいないんだけど。 では、どうしたらいいのか。
「嫌なことははっきり嫌、と伝えなくてはいけないね」 そういうと、 もごもごと口篭もる。 確かに、自分の思いを口にするのは大人だって容易ではない。 まして、小学2年生で、それをきちんとできるなんていうのは並大抵のことではないかも。
それでも、 と母は思う。 嫌なことは嫌、それをはっきりと口にできる勇気とスキルを身に付けてほしい。
ただ、それが全くの自分本位な自己主張にならないように、 相手を思いやる気持ちも忘れずにいてほしい、 なんてことを思ったら、 自分だってできてないじゃん。 ということに思い当たったり。
ハイ、誤字のご指摘ありがとう。 直しときました。
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