たまに××したり。
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2002年04月03日(水) ワーキングマザーの憂鬱。

帰宅するなり、
娘が怪我してる。
散歩途中転んで怪我したらしい。
それも派手に。
ま、自分の不注意ですっ転んだようなので、仕方ない。

で、よくよく話をきいていくと、息子も転んだらしい。
目を離した隙に勝手に外に出て行き、
補助つきの自転車で、転んだらしい。
隣の奥さんが、抱っこして連れ帰って来てくれたらしい。

ちょと見、ひどい外傷もなく、いつもどおり元気だったので、
仕事で疲れていたこともあり、そのまま寝てしまったのだけど、
今朝、洗濯もの干してる最中に、
隣の奥さんと顔を合わせたので、
「昨日はどうも済みませんでした、ありがとうございました」
と御礼を言うと、
「大丈夫?なんか、自転車で相当ひどく転がっちゃったみたいだから」
と聞かされ。
よくよく話をきけば、近所の少し年上の女の子に連れられ、
まだ充分に乗りこなせていない補助つきの自転車で坂道滑走。
派手に転がったらしい。
急にとんでもなく心配になる。
一応どんなもんだかきちんと見ておかないと、と思って
息子の体を仔細にチェックすると。
そこかしこに痛そうな傷やら、青あざやらがあるじゃあないかっ!
ああああ。
(というか前の夜の時点で見て置けよ、あたし)

留守中の彼らの生態に関して、あたしが得られるのは、
子どもたちからのあまり的を得ない情報と、
おばばからのあいまいな情報のみ。
そこから推測するしか、知るすべはない。

それが、こんな目に見える形で、
しかもよそ様からの情報で、真実を知ってしまうと、
せっかくしまって置いた不安が、むくむくと頭をもたげてくる。

普段できるだけ、無関心ですごそうとしているのは、
気にし始めるときりがないから。
留守中の、いろんなことを知れば知るほど、
居たたまれない不安と心配で、仕事が手につかなくなるから。

人様に預けているのだから、全てお任せして、
その間の出来事に関しては一切お咎めなしでありたいと思う。
もしも、あたしが一緒だったら、
こんなことにはならなかったんじゃないか、とか、
防ごうとすれば防げることじゃなかったのか?とか、
思ってしまわないといえばウソになる。
しかし、
それを言い出したら、際限なく、いろいろな想いにとらわれて、
身動きがとれなくなってしまう。

それに、現在の環境を選択したのはほかならぬ、あたし自身であるのだから、
そのことをとやかく言うことは許されません。
だから。
半ば強制的にあたしの中に少しでもある、母性という感覚を麻痺させて、
今日も仕事に行くのですよ。


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