昨日は浅草、神谷バーで電気ブランを飲んだ。強くて甘く、飲んだあとに唇がピリピリするお酒だ。「オヤジ」というよりは「おじさま」といった感じの人びとが集っている店。カーテン越しに夜の浅草の灯りが透けて見える。一夜明けて、晴れてはいるがぼんやりとした空。一日中資料や書類と格闘、本やら何やらに逃避せぬよう近くの喫茶店へ。居眠りこそしないが、窓の外を見ながら、やはりぼうっとしてしまう。通りを行く人たちもだいぶ薄着になった。空気の匂いだけ春めいてきている。夜、雨になる。