日々雑感
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喫茶店の窓際の席、ガラス越しに日の光が入る。日なたの匂い。本を開きながらも気持ちよくて、うとうとしてしまう。
外国語をおぼえるには、とにかくその言葉を流しっ放しにして耳を慣らすのがよいと言うので、最近は部屋にいるときはネットラジオをつけている。しかし、「流しっ放し」はよいけれども、意識して聞いているわけでなくとも、日本語を書いたり、読んだりという作業がすんなり進まないのだ。日本語ならばラジオやテレビが流れていてもまったく気にならないし、外国語でも音楽の場合は問題ないのに不思議だ(言葉と音楽とでは、聞くときに使う部分が違うのか?)
あるいは、言葉に対しては、自分の表面の意識とは別に身体のどこかが必ず集中しているということか。慣れない言語と日本語とを両立すべく、その「どこか」がいっぱいいっぱいになっているんだろう。そのうち鍛えられるだろうか。何しろ、今はまだ自分の中でふたつの言語がぶつかりあって、ぎしぎしいっている最中である。
明日の天気予報、東京にも雪マークがついている。立春だというのに。
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