持ち帰りバイトの山を前に、一日部屋の中で過ごす。よい天気だというのに。夜、友人から電話。来週母親が上京してくるのだが、「浅草に行きたがっている」という話をすると、見所や美味しいお店などいろいろ教えてくれる。東京は下町生まれ・育ちの彼女は浅草通なのだ。無愛想なおやじさんがいる鰻屋、行きつけの洋食屋、必ずお土産を買うという煎餅屋に、王道・人形焼。浅草の雑多さが好きだ。川っぷちにある街。話を聞きながら、久々に浅草心を掻き立てられる。