日々雑感
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どこへ行ってもクリスマス・ソングが流れている。店頭ディスプレイやイルミネーションなどにはあまり心動かされないけれども、音楽には弱い。すっかりその気になってしまう。
『雲の宴』辻邦生(朝日文庫)再読中。辻邦生作品は、何かプラスの力がほしいときに読みたくなる。明るい方へ、遠い方へと向かう眼差しに惹かれるのだろう。『樹の声、海の声』(朝日文庫)も好きだ。『廻廊にて』(新潮文庫)もよい。どれも繰り返し読んでいるので、表紙がボロボロになっている。
夜、空には三日月。秋の月の光は空全体にやわらかく広がるけれども、冬の月の光はまっすぐに地上まで届く。そんな気がする。
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