日々雑感
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2002年12月03日(火) |
トヨタカップに行ってきた |
トヨタカップ、レアル・マドリード対オリンピア観戦。W杯決勝戦の会場であった横浜国際総合競技場にて。サッカーの生観戦はこれがはじめてだが、そのカードがトヨタカップというのはまったく贅沢。バチが当りそうだ。
スター軍団であるレアル・マドリードばかりが騒がれていたけれども、オリンピアもよいチーム。守備は固いし、攻撃でも惜しい場面が何度もあった。しかし、レアルのパス回しはやっぱりすごい。ほれぼれする。ひとつきりのボールをめぐって攻め、守るというシンプルな競技なのに、観ていてまったく飽きないのはどういうことだろう。前後半、あわせて90分があっという間だった。結局、試合はレアルが2対0で勝利。
印象に残ったこと。ボールがゴールポストや人にあたる音というのは驚くほど大きい。選手の声もよく聞こえる。フィーゴがボールを持ったときだけ、なぜか皆「フィーゴー、フィーゴー」と名前を連呼(発音しやすいのか?)。うしろの席のお兄さんは「ラウール、行け!」とひたすらラウールの名を絶叫。そのラウールの動きは美しい。オリンピアのオルテマンは良い選手。優勝杯を受け取ったあと、レアルの選手は全員でピッチの上を一周。ロベカルがいちばん元気。
試合を観ながら、このまま終わらなければいいのにと思っていた。ずっと観ていたかった。
帰りは興奮したまま駅まで歩く。橋の上から振り返ると、夜の闇の中にスタジアムの青い光が浮かんでいる。ものすごくきれいで、どこか非現実的な光景。ふと迷い込んだ別世界から「こちら側」へと戻ってきて、向こう側での出来事をしみじみと思い返しているような気分になる。あれはほんとうにあったことなのか? それとも夢か?
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