日々雑感
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一日、部屋の中で仕事。5時をまわったところで図書館に本を返しに行く。
カウンターに本を置き、館内をひととおり眺めて外へ出るともう暗い。空気がひんやりする。9月も半分過ぎて、ずいぶん日が短くなった。太陽が沈んだかと思うと、ぐんぐん暗くなる。そうだ。こういうのを「秋の日はつるべ落とし」と言うのだ。
帰り道。すれ違う人の足音も、虫の声も、すぐ近くに聞こえる。寒い季節、音がよく響くのは空気が澄んでくるからか。夏の間はいろんなものの生気があたりに満ちているけれども、秋にはそれぞれが自身の中に戻ってしっくりと収まっているような気がする。自然と呼吸が深くなる。
夜、栗のプリンを食べる。秋の味。よい季節だ。
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