日々雑感
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「『ちゅらさん』の続編放映決定!」などという夢を見る。目が覚めると、いつもと違う眺めに一瞬「ここはどこだろう」とぼんやり。実家の元自分の部屋の中だ。
家の匂いというものがあると思う。自分で住んでるときにはわかりにくいけれども、少し離れてから久しぶりに戻ると「あ、この匂いだ」とはっとする。そこに住む人々の思いや、過ごした時間が沈殿してできてゆく匂い。人がみんな違うように、家の匂いもそれぞれ違う。実家の中を歩くと、どこもなつかしい匂いで満ちている。東京の自分の部屋はどんな匂いだったか、考えるが浮かんでこない。
今日も快晴。外へ出ると、家のそばの木に巣をつくっている親ガラスが大きな声で威嚇する。巣の中に子ガラスが三羽いるのだ(小さな首を一生懸命にのばして餌を食べているのが見える)。近所の猫が現れても威嚇。このあいだなど、トンビと対決していたらしい。親ガラスからすれば、トンビも猫も人間も、全部同じ危険物体か。
夜、カエルの声がする。「夏みたいだな」と父が言う。
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