、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
「狭い範囲で繰り返すと好きになる」を実践してしまった
別のもの。それが、能楽。
縁あって、鎌倉能舞台の主催公演を拝見するようになり、
もうそろそろ2年を超えるのかな?
最初は、鎌倉能舞台の主催する会ばかりだったのが、
ここを軸にして、他の会も拝見するようになった。
最初は、「ただひたすら見る」だったけど、
ここまで見続けると、さすがに見方も変わった。
能楽ってのは、通常の演劇のような舞台装置がないから、
逆に自分なりの風景を舞台上に、好きなように想像できる。
それを補うのが、シテやワキの動きと謡の文句である。
だから、僕にとっての能楽鑑賞は、
小説やエッセイを読んでいるのと同じかな。
この心境に至るまでが長かった・・・(笑)
で、この能楽鑑賞。私たち夫婦の場合、
矢来観世のご一門の会が中心。
そうなると、どの会にいっても、同じような人を
見続けるわけで・・・結果、好みが生まれる。
おかげで、パンフレットを見ても
「この先生が○○のシテだよ、行く?」などという
非常に渋い会話が、30代前半の夫婦で交わされる。
そういえば、10月も11月も能楽鑑賞が2回あったな。
最近にいたっては、「自分の見たい舞台」なんてのを
考えるようになったから、さぁ大変(何が?)
よく言うのが、
「ワキが宝生閑先生の『張良』と
太郎冠者が山本東次郎先生の『花子』と
シテがカンタ先生の『道成寺』を
一つの会で見たいねぇ」
囃子方、ワキ方も誰でもいいってわけではなく、
ある程度は想定済み。
重習の大曲ばかり並べたこのコース、
玄人の会でこんな番組作ったら、業界内で何を言われるか。
でも、もし本当に実現できたら、一体いくらかかるんだろう